秋晴れとなった11月上旬の昼過ぎ、都内にある緑豊かな公園へ向かう赤ちゃん連れの家族がいた。白いTシャツから逞しい二の腕をのぞかせてベビーカーを押していたのは新田真剣佑(26)だ。
真剣佑は今年1月に7歳年上で元女優のAさんとの結婚を発表、夏には第1子が誕生している。
「7月下旬にハワイの病院でお子さんが生まれたそうです。父である千葉真一さんが『第二の故郷』と呼ぶほどお気に入りだったこと、お子さんが米国籍を取得できることなどの理由からハワイでの出産を選んだとか」(芸能関係者)
海外での仕事も多い真剣佑だが、現在は日本に滞在しているという。冒頭のシーンの後、公園に到着して友人の母子と合流すると、真剣佑は木の枝を振って子どもをあやすなどイクメンぶり全開だった。
私生活だけでなく、今年は仕事の面でも大きな一歩を踏み出した。
「Netflix制作の実写版『ONE PIECE』で、三刀流の剣豪・ゾロを演じ、世界的に知名度を高めました。Instagramのフォロワー数も、出演前の約320万人から560万人に急増しています」(スポーツ紙記者)
公私にわたって絶好調の真剣佑だが、いっぽうで、最近はある“悩み”を吐露しているという。
「育児が想像以上に大変で、『俺、育児うつになりそう』と周囲にこぼしているのです。奥さんと交代で寝かしつけなども行っているそうですが、かなり悪戦苦闘しているようですね」(真剣佑の知人)
近年、男性の育児参加が進むなか、同時に父親が「産後うつ」に陥るリスクが指摘されている。日本小児科学会が今年1月に発表した調査の結果によると、子どもの誕生後1年間に「気分が落ち込み、元気がなくなる」などのうつ症状を訴えた男性は22%に上る。
不調に陥る原因として、真面目すぎる性格なども挙げられるが、真剣佑といえば、自他共に認める“完璧主義者”。以前、インタビューで次のように語っている。
「僕は“ゼロか100”にしかできない。期待されている以上のものを見せたいと思うと、手を抜くことができないんです」(ORICON NEWS ’18年12月7日配信)
俳優・夫・父の“三刀流”の多忙な生活のなか、持ち前のストイックさがゆえに悩みつつ、慣れない育児と向き合っているのだろう。
すでに続編の制作が発表されている『ONE PIECE』では、さらなる活躍が期待されている。
「実際はシーズン3まで決定していると聞いています」(映画関係者)
育児奮闘の経験は、真剣佑の演技の幅を広げてくれる重要なピースになってくれるに違いないーー。