前出の音楽関係者は言う。
「亀梨さんはこれまでにもたびたびKAT-TUNのライブ演出を手がけてきました。
演出の特徴は、とにかくド派手なこと。安全のため消防法を順守しなければなりませんが、亀梨さんは消防法が定める基準のギリギリまで火や水を使うのです。
今回のジュニアのコンサートでも、噴水や炎、レーザーなどがふんだんに使用されていました」
さらに、ある画期的なシステムも作り出していた。
「人が1人入れる程度の大きさの鉄枠を積み重ねた、“ジュニアマンション”と呼ばれる舞台装置があります。ひとつひとつ区切られた部屋の中で、ジュニアたちは踊ったり楽器を演奏したりします。
大勢のジュニアを一斉に見せられる装置として数々の公演で使われてきましたが、実は、’07年ごろに亀梨さんが考案したものなのです。
こうした演出力を間近で見てきたKAT-TUNのメンバー・中丸雄一さん(40)も、『亀梨はドーム規模の演出をやらせたらトップクラス』と太鼓判を押すほどです」(前出・音楽関係者)
「わっしょいCAMP!」の評判は上々。ジュニアたちも亀梨を強く信頼しているという。
「亀梨さんは自身の仕事があるなかでも出演するジュニア約200人の名前を覚え、本番は全公演に立ち会うなど、全力で取り組んでいました。
『わっしょいCAMP!』が終わっても、亀梨さんはジュニアの動向を何かと気にかけており、ジュニアも“気さくなお兄ちゃん”と慕っています。井ノ原さんの“亀梨は適任”という読みは正解なのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
「わっしょいCAMP!」終了後の8月26日、亀梨は自身のラジオ番組で次のように発言している。
「(自分が)まったくステージに上がらないものを作るっていうのは初めての作業で。とにかく親心というか、彼ら(ジュニア)に対してもそうだし、『わっしょいCAMP!』というコンサートも、なんか初めての愛おしさ(を感じた)」
初めてのジュニアの演出に手ごたえを感じたという亀梨。
前出のテレビ局関係者は言う。
「’24年1月期にはドラマ『大奥』(フジテレビ系)に出演するなど、亀梨さんは俳優としても多忙。それにもかかわらず今後もジュニアの演出をやっていきたいという思いを持っていることに、井ノ原さんは非常に感謝しています。
将来的には、ライブの演出だけでなくプロデュースにも介入していく可能性もあるといいます」
亀梨は前出のラジオ番組で、こんな“におわせ”をしている。
「もう一個、ちょっと進めている作業があるんですよ、この『わっしょいCAMP!』で。これもお楽しみにしてほしい。いつ発表になるかわからないけど」
事務所の再生のためには、新世代の躍進が不可欠。キーパーソンとして抜擢された亀梨は、’24年はさらに存在感を増す――。