1月21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「週刊文春」によるダウンタウン・松本人志(60)の「性加害疑惑」報道を特集。その中での、フジテレビ佐々木恭子アナウンサー(51)の言葉に注目が集まっている。
1月18日発売の「週刊文春」が報じた続報を紹介し、議論がスタート。レギュラーコメンテーターの今田耕司(57)は「(松本が)加害者になった状態で今話しているような(感じ)」とし、一方的な話しぶりは違和感があるとし、「(性加害が)あったかもしれないし、なかったかもしれないっていうところで、話したいなと思います」とスタンスを表明した。
続けてアナウンサーの神田愛花(43)は、松本に感謝の気持ちがあるとし「ひどいとか一概には言う気になれなくて」と複雑な思いを吐露した上で、「ただ生意気ですけど松本さんに言いたいのは、一部で言われているような、このまま何も発言しないで引退していくみたいなのは、それだけは絶対にしないでほしい」と、松本への要望を語った。
また‘15年に行われた飲み会をアテンドしたとされているスピードワゴン・小沢一敬(50)が記事内で“女衒芸人”と表現されていたことに、今田は「もちろん(小沢に)親も親戚もいるわけですから、そこで女衒って言われてたら、ただ単にみんなで楽しく飲めたらなっていうのだとしたら、それはショック」と心境を明かした。
ゲストコメンテーターの石原良純(62)から「これはわけのわからない件だなと思うのか、心当たる点があるのか」という質問が飛ぶと、MCの東野幸治(56)は「いやビックリです、本当に」と濁していた。
松本と親交が深い出演者の話が続いたなか、佐々木アナの番に。「率直にショックでした」と語りだし、「やっぱり社会的には、これ仮に本当だとすれば、同意のない性的な関係って本当に厳しく問われるようにはなっていて」とコメント。そして、こう語った。
「そのなかで一個思うのは、例えば同意があったかないかってことが、なにをもって性的な同意とするかっていうと、じゃあ言葉なのか、なんなのかというと、そこって非常に難しいと思うんですよね。そうなるとやっぱり、どんなコミュニケーションが信頼をもってできているかってことが多分すごく大事で」
続けて「社会的にパワーがある人とか、地位がある人っていうのは、自分に本当のこと言われていないって可能性があるという前提でいないと、恐ろしいことになるだろうなと思います」「だから同意があるように見えても、本当はどういうことを考えているか言わせていない可能性がある、とは思いますよね」と、なにをもって性的同意とするかの難しさを語っていた。
そして最後に、佐々木アナウンサーは「怖くて言えないってこととか、なにか断ったら自分にとってなにか不利益があるんじゃないかっていう、そもそもがそういう関係性であるっていうところなんじゃないかなと思いますけどね」と結んでいた。
性的同意について、臆することなく持論を唱えた佐々木アナ。SNS上では、“正論”と称賛の声が多く寄せられていた。
《佐々木アナのコメント。パワーハラスメントの起こりやすいところをしっかり言葉にしててすごい》
《佐々木アナも自分が管理職やからこそかなり意識してるんやろな》
《佐々木アナの正論にはみんながかたまりますね。性的な同意って一体何か、言葉なのか…考えさせられますね》
《たまたま見ていて、自分もこの佐々木アナの意見にはなるほどと思う所があったな》