2024年2月14日、『ブラタモリ』(NHK)のレギュラー放送が3月末で終了することが発表された。発表を受け、毎週番組を楽しみにしていた視聴者からは、落胆の声が相次いでいる。
そこで本誌は、「もう一度見たい!タモリ司会の番組」について、男女300人を対象にアンケートを行った(2月16日~)。
第3位は今年度末で終了が発表された『ブラタモリ』シリーズ(NHK)
2008年から始まり2015年にレギュラー化、現在は毎週土曜午後7時から放送されている。タモリ(78)が全国各地をブラブラと歩きながら、その街の歴史や人々の暮らしを紹介する、教養が身につく紀行番組である。アシスタントのアナウンサーや、地形や歴史に詳しい専門家が案内人として登場し、タモリと一緒に街歩きをしていく。
《旅をした気分になれますし、その土地の地形や歴史の知識が増えて世界観が広がるような気になりました》(50代男性/会社勤務)と、番組のコンセプトが人気。さらにユーモアを織り交ぜた会話と共に専門的な内容にも迫っており、《アナウンサーとタモリさんの掛け合いが面白い》(70歳以上女性/会社勤務)《楽しい上にタモリさんの豊富な知識に触れてとても勉強になる》(70歳以上女性/専業主婦)などと、“タモリにしかできない”進行が視聴者を魅了している。
第2位は『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系・1982年~2023年)
毎週金曜24時20分から放送されていた深夜番組で、社会現象やサブカルチャーをゲストと“超バラエティーチック”に取り上げてきた。特に視聴者から、外国語の歌なのにあたかも日本語のように聞こえる歌詞を募集する「空耳アワー」は、30年以上続く人気コーナーとなった。
普段は気にしないようなニッチな内容構成に、《マニアックな事を真面目にやるシュールさだったり、いい意味で力が入ってないところがいい。特に空耳アワーが好き》(40代女性/無職)とその脱力感が高ポイントを獲得。マニアックな鉄道企画なども人気で、《一般的な番組では扱わない話題をTV番組のスタッフの力量で丁寧に扱うから》(30代男性/パート・アルバイト)《タモリワールド全開の世界観で面白かった》(40代男性/自営業)などと高評価であった。
第1位は『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系・1982年~2014年)
毎週平日12時から各曜日のレギュラー陣とともに放送。日替わりゲストがお友達を翌日のゲストとして紹介する“テレフォンショッキング”は定番コーナーとして定着し、「~してくれるかな?」「いいとも!」というフレーズは放送当時の流行語にもなった。
《タモリさんの軽快な司会とゲストの方との会話が楽しかったので》(60代女性/専業主婦)《生放送で、バタバタした感じも良かったし、毎日のテレフォンゲストが楽しみでした》(30代女性/専業主婦)など、番組はお昼のお茶の間の当たり前に。学生のころから見ていたという視聴者も多く《子供の頃の思い出の番組だから》(30代女性/パート・アルバイト)《特番で復活してほしいな(30代女性/無職)など、もう一度見たい!という声が多く寄せられた。
『ブラタモリ』終了で、レギュラー放送中のタモリ司会番組は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)だけに。タモリ司会番組を楽しんだ視聴者たちの想いが届きますように!
最終結果はこちら。