羽生結弦 離婚苦境で浮上する「現役復帰」の現実味…ツアーでは“匂わせ発言”も
画像を見る 羽生を突き動かす情熱の正体は一体何なのだろうか……

 

■フィギュアの実力は現役時代より進化

 

次の冬季五輪は’26年、ミラノで開催される。羽生の今の実力は、強豪選手たちに匹敵するのか。

 

スポーツジャーナリストは次のように分析する。

 

「あのショーには『破滅への使者』という、4回転サルコウや5連続ジャンプを入れた、試合に近い演目があります。最終日にはなんとそれをノーミスで滑っていました。これが本当に素晴らしくて。現役トップでも参考にするような、切れ味のある跳躍でした。

 

試合に出ればもちろん戦えるレベルです。衰えるどころか、現役時代より進化していますよ」

 

羽生自身、実力には自信があるようだ。ある日の公演で、突如、

 

「僕はアスリートとしては勝ちたいって思う」

 

と宣言したのだ。

 

「客席から失笑が起きたので、“誰に勝つんだよっていう笑いですよね、今のは(笑)”と慌てておどけてみせましたが、半分本気の“におわせ”だったのでは……。

 

ファンの反応が予想外だったことで、むしろ火が付いたでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 

そもそも羽生は“引退”を掲げてはいない。

 

「彼の憧れ・プルシェンコは、’06年のトリノ五輪で金メダルに輝いてプロ転向後、競技復帰。’10年のバンクーバー五輪では銀メダルを獲得しました。羽生さんは、これまでも不可能だとされることを可能にしてきました。30代で再び表彰台に返り咲くのも夢ではないはずです」(前出・フィギュア関係者)

 

とすると、復帰時期はいつごろが考えられるだろうか。

 

「現状、日本の五輪出場枠は3人分確保できそうだとか。男子は強い選手が多く、争いも厳しいです。

 

狙うべきは五輪前年の全日本選手権。優勝するだけで出場権が獲得できるのです。’25年のシーズンが始まる7月が候補の一つかと思います。このころには、CM契約の整理も一段落するはず。

 

ただ、羽生さんの性格なら、ギリギリの時期に決断し、困難な状況から劇的な復活を遂げる、という筋書きを好む気もします」(前出・フィギュア関係者)

 

アイスショー千秋楽の取材で、

 

「(目標を)達成してしまった、みたいな感覚で寂しいな」

 

と語った羽生。次に達成するのは、3度目の金かもしれないーー。

 

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