今月19日の夜、都内のレストランではドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)の打ち上げが行われていた。スーツ姿で会場入りした主演の櫻井翔(42)は、100人近く集まった共演者やスタッフにねぎらいと感謝の言葉を伝えながらグループで分けられたテーブルを回っていた。
「櫻井さんは充実感からか終始笑顔。現場で撮った写真のスライドショーや打ち上げ用に編集した動画が流れると“合いの手”を入れて盛り上げるなど、役者というより“番組MC”の櫻井さんそのものでした。参加者の中には、撮影期間中に櫻井さんが全員にプレゼントした『新空港占拠』特製ジャンパーを着てリスペクトを示している人もいました」(制作関係者)
座長として最後まで現場を引っ張った櫻井だが、放送開始直前の1月2日に起きた、羽田空港での航空機衝突事故の影響で今作は大幅な脚本変更があったという。当初予定されていた爆破や火薬を使う演出は見直され、制作陣と櫻井は放送中止を含め何度も話し合いを重ねたそうだ。
「櫻井さんはスピーチでその時のことについて“制作陣から『櫻井さんとエンターテインメントをやりたいんです』と言われたことが本当にありがたかったです”と感謝の言葉を述べていました。そして最後には“次回作があったら是非また声をかけてほしい!”と宣言して、会場から大きな拍手が沸き起こりました」(前出・制作関係者)
昨年放送された『大病院占拠』の続編となった『新空港占拠』は、前作同様に放送後には武装集団の考察はもちろん、櫻井演じる刑事・武蔵三郎のアクションや何度も飛び出す“嘘だろ”の決めセリフがSNSで話題となり、最終話まで大いに巷を騒がせた。
「櫻井さんのドラマがシリーズ化されるのは『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)以来ですが、今作のクランクイン前に俳優業は一度“お休み”することを考えていると聞いていました。本来であれば、MC業や06年の番組放送開始から18年間出演している『news zero』のキャスター業に専念したいとのことでした。
しかし前作、今作と反響が良く、無料配信サービス『TVer』の“TVerお気に入り登録数ランキング”では現在100万超えで、ドラマ部門では5位に入る話題作となりました。SNSでも続編や映画化を望む声が多いです。スポンサーからのウケもよく、制作サイドも更なるシリーズ化を狙っています。櫻井さんも演じていくうちに心境が変化し、打ち上げでの発言になったのかもしれません」(日本テレビ関係者)
次に“占拠”する場所はどこになるのか――。