3月20日、3時のヒロイン・福田麻貴(35)が初主演を務めたドラマ『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。
平均世帯視聴率は2.0%(関東地区)と伸び悩んだようだが、ずっと見続けていた視聴者からは高評価を受けていたようだ。SNSには《めちゃくちゃ面白かったです!毎週楽しみにしていました。福田さん可愛かったし面白いし最高のドラマでした》《全話みました。面白かったです。福田さんの演技良かった》などの福田の演技を賞賛する声が寄せられており、女優としての人気も獲得している。
芸人ながらドラマの主演を務めた福田のみならず、「お笑い」の枠を超え幅広い活躍を見せる女性芸人らは多い。とはいえ活躍の幅が広がると、その分反感を買ってしまうことも。そこで本誌は、M Dataが公表したTV番組出演数が多い女性芸人トップ20を対象に、「テレビで見たくない」「テレビで見たい」と思う女性芸人を調査した。今回は「テレビで見たい」女性芸人を発表する。
まず同じ得票数で2位に選ばれたのは、やす子(25)とヒコロヒー(34)。
元自衛官という経歴を生かした迷彩服姿と、おっとりとした独特の話し方のギャップが魅力のやす子。オリコンニュースの『2023年ブレイク芸人ランキング』で1位を獲得するなど、昨年はさまざまな番組に引っ張りだこに。その人気の理由は“応援したくなるような真面目さ”にあるようだ。
「まえむきにがんばっているから」
「真面目に何にでもトライするところ」
「苦労時代から這い上がったエピソードもよいし、一生懸命でまじめ。先輩芸人からもかわいがられている。これから先どうなるのか成長の過程を見てみたい人です」
また、番組でスタッフが丸刈りにされるパワハラを受けるというドッキリを仕掛けられた際に、必死で止めに入った姿が共感を呼んだことも。そういったやす子の“思いやりエピソード”はたびたび話題になるからか、「人柄の良さがあふれているから」「明るく飾り気のない所」「出しゃばらず、控えめで礼儀正しい」「応援したい雰囲気を持っている」などの意見も寄せられていた。
一方のヒコロヒーは趣味が競馬・麻雀で借金があることを公言しており、自身のYouTubeチャンネルでは芸人仲間にお金を借りるという企画を行うなど“クズキャラ”が定着。しかし、その飾らない姿がかえって安心感につながるようで、水曜コメンテーターを務める『5時に夢中!』(TOKYO MX)や『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)などでの見せる自然体なやりとりに“癒される”と感じる人は多いようだ。
「やさぐれ感が好きだから」
「肩肘張ってない感じが良い」
「自然体で親しみやすい、ゆったりした気持ちで見ることができる」
“読書芸人”として『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で紹介した本が話題になったり、朝日新聞社が運営するウェブサイト「かがみよかがみ」で小説を連載するという一面も。「頭が良い」「なんとなく知的な感じさせる」「言葉のチョイスが個性的で、面白いから」と知的さに魅力を感じる人もいた。
そして1位に選ばれたのは、いとうあさこ(53)。
長年バラエティに出演し続けてきた経験を買われ、人気女性タレントが集結するトーク番組『トークィーンズ』(フジテレビ系)ではMCを担当。そして長年レギュラー出演している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でのロケ企画は根強い人気があるようで、ベテランながらも体を張って笑いを取る姿に好感を持つ人は多い。
「育ちが良いのにイッテQで体をはって全力でロケをしているのを観て、いつも元気をもらって楽しませてもらっているからです」
「底なしに明るくて楽しいから」
「おもしろい。そして親しみやすい」
また、実家が資産家でありお嬢様育ちだった過去がよく知られているからか、「下品なことをしないから」「元お嬢様なのに偉そうにしてなく人当たりが良さそうで好きだから。あと 面白いから」「面白い中に気品が見えるから」と振る舞いの品のよさを評価する声も多かった。
女性芸人が支持を得るには、“品の良い面白さ”があるかどうかが重要なようだ。