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3月31日、宝塚歌劇団は、宙組所属の娘役・彩妃花と葉咲うららが退団することを公式サイトで発表した。

 

二人が退団するに至った理由について劇団側は明かしていないが、宙組では所属俳優のAさんが昨年9月に急死した事件を受けて、10月1日以降全公演が中止している。

 

Aさんが急死した原因について遺族側は一貫して上級生のパワハラを訴えていたが、当初劇団側は真っ向から否定。昨年11月に行った会見では、新理事長の村上浩爾氏が「(パワハラの)証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」とさえ発言し、批判が殺到することとなった。

 

しかし、3月28日に劇団が開いた会見ではパワハラの事実があったことを認め謝罪。補償などの合意書を遺族と締結したことを明かした。同日、遺族側の代理人弁護士も会見を行い、パワハラには少なくとも宙組の上級生ら10人が関与しており、その内訳について、宙組の上級生7名・劇団関係者3名であることを発表した。

 

「今回退団することになった彩妃さんはAさんの同期、葉咲さんは後輩にあたります。特に彩妃さんはAさんと同郷でもあるので、今回の事件はかなりショックが大きかったのではないでしょうか。

 

今回のパワハラをはじめ、宝塚の“いじめ問題”は劇団の隠蔽体質にも原因があるとかねて指摘されており、活動再開には抜本的な改革が求められています。しかし、いまだに加害者の名前は公表されておらず、処分を行うことについても劇団は『環境をつくったのは劇団、阪急の責任。それを団員個人に負わせるのは酷』として否定的です。

 

また、パワハラ加害者から遺族側への謝罪は、対面ではなく手紙で行われたといいますが、10人のうち4人はまだ謝罪文を出していないそうです。うち1人は間に合わなかったことが理由のようですが、残り3人は出さないものとして遺族側は考えているといいます」(社会部記者)

 

現時点では、加害者とされる上級生らが退団したという報道はなく、いまだ在籍している状況だ。パワハラ当事者への処分もないなか、若手劇団員が退団するという状況に、ネット上では違和感を唱える声が相次いでいる。

 

《宝塚側がハラスメントを認めたのは良いんだけど、肝心の実行犯の人たちはこのまま何事もなく活動を続けるの?自分が知らないだけで何か重い罰則でも受けたのかな。このまま宙組存続させるのは無理があるし1回解体した方が良いと思うんだけど》
《謝罪した上級生がいる同じ組では、このまま所属して演技など出来ないでしょうね。宙組は一度解体して関係した上級生は解雇するとかしないと、団員のモチベーションは保たないと思う。ファンも宙組の公演など観たくないのではないですか》
《宙組あり得ん…加害者お咎めなし?退団させないの?》
《加害者の方はどうなっているのでしょうか? まさか反省文を提出して終わりですか? 時間が経てば風化すると思っているのでしょうか? 真面目にコツコツ努力した人が報われる世の中でないと駄目だと思います》

出典元:

WEB女性自身

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