サッポロビールは5月2日、主力商品「サッポロ生ビール黒ラベル」の新CMに起用したタレントの広告展開を見送ることを発表した。
5月1日、同社は5月4日から「大人エレベーター」シリーズ第44弾として、妻夫木聡(43)とダンサー・振付師・アーティストのRIEHATA(33)が出演するTVCMを9タイプ放映すると発表。これに先駆けて1日からは、公式サイトでCM本編も公開されていた。
RIEHATAは、BTSや平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなる「Number_i」の1stシングル「GOAT」の振り付けを手掛けるなど、注目を集めているダンサーだ。
しかし一部SNSでは、RIEHATAについて、彼女が過去に投稿していたブログの内容から「過去に未成年飲酒をしていたのではないか」との指摘が上がっていた。サッポロビールが発表した新CMのニュースリリースには、青色の文字で次の文章が追記されていた。
《本広告へ新たに起用したタレントについて、様々なご意見を頂戴しております。飲酒に関するご意見を踏まえ本人への確認を行いましたが事実とは異なる旨の回答をいただきました。当社としましては総合的に判断し、現在予定している広告展開を見送ることとしました》
同社の公式Xでも、2日午後4時すぎに同様の声明を発表。なお、声明文のなかに出演者名は記載されてはいないが、内容から察するにCM出演をキャンセルされたのはRIEHATAだと思われる。現在公式サイトには妻夫木のみが登場しており、リリース発表のあった「大人エレベーター」シリーズ第44弾の新CMは閲覧ができない状態となっている。