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「正直、自分、フィギュアスケート以外のことを大してやってこなかったんで。だから、それ以外の姿を見せたくないところがあって。フィギュアに対しては自信はあるんですけど、30%ぐらい。ほかに対しての自信がほぼ0に近い」

 

そう語ったのは羽生結弦(29)。5月5日、大成功に終わった初のアイスショーツアー『RE_PRAY』の舞台裏映像がCSテレ朝チャンネルで放送された。羽生はこのツアー中、新たな取り組みを始めたようだ。

 

「筋トレです。1月の佐賀公演では、観客が心配するほどジャンプが乱れていたそう。羽生さんも悔しかったようで、完全に自信を喪失してしまい、1週間なにも跳べなくなったと言っていました。

 

“根本的に変えないと、これじゃダメだ”と決意し、器具を使ったハードなトレーニングを取り入れたといいます」(フィギュアスケート関係者)

 

もともと羽生は、選手時代から一貫して、筋トレはやらない派だった。’22年12月28日、『news every.』(日本テレビ系)に出演した際にも、

 

「筋トレはしないですね、練習で事足りますね。いろんな方がバーベルスクワットとかこうやってする……全然できないと思いますよ」

 

と語っていた。一転して今回の舞台裏映像では、バーベルスクワットに取り組むような場面もあったがーー。

 

■ショー本番の合間もジムに駆け込み筋トレ

 

「依存気味になっていたのが気にかかりました。1日6時間やっていたそうですし、公演途中の休憩時間も休まずに筋トレをし続けていました。本人いわく“意識を飛ばさない練習”で、疲れて休みたがる体の防衛反応を外すためだとか。

 

ちなみに3月のアイスショーでも、演目と演目の合間に2回、ジムに行ってトレーニングをしていました」(前出・フィギュアスケート関係者)

 

突然の“マッチョ化”の理由は、スケートだけではないようだ。スポーツ誌記者は分析する。

 

「昨年11月に離婚を発表しましたが、元妻の支援者の主張が報じられるなど、実際に事が大きくなったのは年末です。12月にはSNSで珍しく怒りをつづっていましたし、羽生さんにとって落ち着かない時期だったはずです。

 

そんな中、離婚後初めて公の場に現れたのが佐賀公演でした。スケートに集中する姿を見せたいタイミングでしたが、精神的な不調もあってか、ジャンプが乱れてしまった。そこで、動じない心を持とうと決意したのでしょう。

 

筋トレをすると、心を安定させるセロトニンが分泌されます。継続によりメンタルも強くなるそうです。心身ともに鍛えるつもりで、今はトレーニングに没頭しているのだと思います」

 

“裏切らない筋肉”で失っていた自信を取り戻し、激変した羽生はさらなる高みを目指すーー。

 

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