■「地獄でしたね。ずっと首傾げられて……」涙目になる一幕も
そして、最後に順番が回ってきたひょうろく。
腰を「く」の字のように曲げながらテーブルへと向かい、「お邪魔します。すみません~」と席についた。だが飲めないはずの酒を自らのグラスに注ぎ、水などで割らずにロックで飲むという行動に。
いよいよ会話がスタートするかと思いきや、顔を小刻みに震わせて何度も瞬きをする。しばらく沈黙が続いた後に「なんか、好きな食べ物とかあります?」と質問するも、女性客の反応はイマイチ。続けて「ヨーグルトとか好きですか?」と投げたが、女性客は無言で相槌を打つのみだった。
この女性客はしんいちに「犬好き」と明かしていたが、ひょうろくが「好きな動物とかいますか?」と尋ねると「特に」と返答。重い空気が流れるなか、ひょうろくはまたも飲めない酒を口にした。
それでも「お好きな国はありますか?」「好きな県とかは?」「旅行とかはされます?」と会話を試みるが、女性客からは「(旅行は)しない」と素っ気なく返されてしまう。ひょうろくは「あっ、東京がお好きで……へぇ~」と挙動不審に返答しつつ、小刻みに震える身体からは緊張が溢れていた。
結局、女性客のテンションも下がってしまい、「初回接客」はほぼ沈黙で終了。ひょうろくは控室代わりの喫煙所に戻ると、「(女性客に)死んだ目をさせてしまって……」と猛省していた。
“軍神”から「ひたすらしゃべって」と会話を続けるようアドバイスされると、「頑張ります」と返答。だがスタッフに感想を求められると、「地獄でしたね。ずっと首傾げられて……」とポツリ。すると目に涙を浮かべ、「会話ぐらいしてくれたらな……」「本当に一言もしゃべってくれなくて」「話しかけたのに……」と言葉を詰まらせながら振り返ったのだった。
最終ラウンドでは、幸運にもさらばのファンだという1人の女性客についたひょうろく。冒頭から「めちゃめちゃ見てます」と歓迎され、女性客に助けられるようなかたちで会話を成立させていた。
最後は努力が報われるかたちで終わったが、委縮してしまったことで会話ができずに涙を流すこともあった。動画のコメント欄では、《ひょうろくさん頑張ったね お疲れさまです!》と奮闘ぶりを讃える声が。また女性客の“ガン無視”にも耐えたことに、同情を寄せる声も上がっている。
《ひょうろく可哀想なってきたw》
《ひょうろくの涙ちょっと心が痛くなったなー》
《ひょうろくだけ人としての尊厳踏み躙らたのかってくらい悲しんでて、見てて胸がキュッとなった…》