「『虎に翼』は折り返しに入り、初代最高裁長官の長男・航一役を演じる岡田将生さん(34)が初登場。さっそくSNSも大きな盛り上がりを見せています」(制作関係者)
今作のNHK連続テレビ小説は日本初の女性弁護士・裁判所所長となった三淵嘉子氏がモデル。ヒロイン・猪爪寅子を伊藤沙莉(30)が演じて視聴率も上々だ。
「1日放送の『あさイチ』では恒例の“朝ドラ受け”を。鈴木奈穂子アナが本番前“寅子と航一が結婚する”と話していたと博多大吉さんが明かしていました。史実では嘉子氏は初代最高裁長官・三淵忠彦の長男・乾太郎と結婚。お互い再婚でした。『虎に翼』でも航一の妻は病死と描かれ、ネットで《再婚匂わせ》と話題になりました」(テレビ誌ライター)
『なつぞら』でヒロインの兄役を演じて以来、2度目の朝ドラ出演となる岡田は、こうコメント。
《みなさんが紡いだものをしっかりと受け取り、さらに新しい風を吹き込めるように頑張りたい》
前出の制作関係者は言う。
「佐藤健さんや賀来賢人さんなど、30代半ばの人気役者の中でも岡田さんは“カメレオン俳優”として希有の存在感があります。特に『ドライブ・マイ・カー』(’21年)で演じた性格に難のある若手俳優役がハマっていて、伊藤さんとも共演経験があることから航一役での起用が決まりました」
岡田自身も同世代で切磋琢磨してきた俳優仲間たちとの絆をいまも大切にしているという。
「なかでも松坂桃李さんとは長らく親友だそうです。『会話が弾まなくても空間が満たされる。馬が合う』と話していました。
また、『虎に翼』出演にあたり、『なつぞら』放送翌年に急逝した三浦春馬さんを思い出し、役者として成長を見せられるよう励んでいるそうです」(前出・制作関係者)
春馬さんが亡くなって4年、7月18日で4回目の命日を迎える。
「かつて春馬さんはテレビ番組で親友の名前に岡田さんを挙げていました。一緒にフットサルをしたり、お互いの自宅に泊まったり、伊勢神宮まで参拝に訪れることもあったといいます」(映像関係者)
春馬さんの逝去から約半年後の’21年1月、『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した岡田はこう語っていた。
「年々ね、本当にお芝居するのが怖くなってきたんだよね。本当に怖い。それに耐えられなくなったら、辞めちゃうのかもしれないけど。30歳になってから、なおさら感じるんだよね。年々震えが止まらなくなってる」
前出の映像関係者は言う。
「コロナの時期ということもあり、当時、岡田さんは役者業を続けるか悩んでいたようです。実家に一時戻り“母親の支えに救われた”と話していました。今ではまた、仕事が楽しくなったそうです」
永別した盟友との絆を翼にして、岡田は“新しい風”を吹き込む。