85年、『ファースト・レター』で歌手デビューした佐野量子(55)。95年6月に武豊(55)と結婚して芸能界を引退。騎手の妻として武を支え続けている。
「結婚直後、武夫妻がフランスに遠征した際、スポーツ紙の記者たちが同行したことがありました。夫妻の2ショット写真を撮影した後、取材陣がまだアイドル時代の面影が残る量子さんにお願いして、記念撮影会もおこなった逸話が残っています。量子さんは笑顔で応じた後、最後に『これからも主人をよろしくお願いします』と挨拶していたそうです。
武さんは今年5月、JRAで前人未到となる通算4500勝を記録。これだけの成績をあげられたのは量子夫人の内助の功によるところが非常に大きいと思います。
96年、細江純子さんが初めて女性の騎手となりました。武さんに憧れて競馬の世界に入ったそうです。現役生活は5年ほどでしたが、彼女によれば引退の際、量子夫人が武さんに『あなたに憧れて、この世界に入ったんだから、引退後も面倒をみないと』と助言したため、競馬評論家の道が切り開けたと話していました」(スポーツ紙記者)
そんな量子夫人の名前が久々にメディアを賑わしたのは今春のこと。4月4日、武豊の自宅で窃盗事件が発生したと報じられたのだ。
「京都府警は3月24日深夜、京都市内の武さんの自宅に何者かが窓ガラスを破壊して侵入し、ブランド品のバックや財布、高級腕時計など計22点、総額75万円相当の被害があったことを明らかにしました。犯行は複数人とみられ、量子夫人が在宅中だったといいます。幸い量子夫人にケガはなく、公式サイトでは《物質的な被害よりも家内の精神的なショックの方が大きく、私自身ももちろんショックを受けています》と心境をつづっていました。いまだに犯人は捕まっていません」(前出・全国紙記者)
量子夫人の事件当時の心労は計り知れない。
「彼女の気分転換は10年以上続けているフィギュアスケートだそうです。武さんも最近では『引退したら、ペアでフィギュアをやってみようかな』と話していますよ」(前出・スポーツ紙記者)
量子夫人の最強サポートを受け、武の現役生活はまだまだ続きそうだ。