お笑い芸人・やす子(25)への不適切投稿が、大炎上しているフワちゃん。これまで2度にわたってXで詫びていたが、8月8日に改めて経緯などを踏まえた謝罪文を発表。だが仕事にも支障をきたす事態となり、タレント生命の危機に瀕している。
まず騒動によって、5日深夜放送分のレギュラーラジオ番組『フワちゃんのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)が休止に。6日には出演していた「Google Pixel」のCM動画が非公開となり、25年版の中学校の家庭科教科書に掲載予定だった写真も削除されることが報じられた。
そんななか9日に、ニッポン放送が《他者を尊重しない誹謗中傷する行為については決して認めることができないと考えております》と声明を発表。『フワちゃんのオールナイトニッポン0』は、正式に打ち切りとなったのだ。
一気にイメージダウンとなってしまったが、フワちゃんをよく知る人たちは今回の騒動をどのように見ているだろうか――。
芸人からYouTuberに転身し、一躍ブレイクしたフワちゃんは東京都・八王子市出身。今年2月には八王子市内の小中学校で、フワちゃんが考案した「元気応援メニュー」が給食として提供されたことも。
翌3月2日放送の『チャンハウス』(フジテレビ系)では、人気芸能人が地元に恩返しすべく銅像を設置してもらう場所を探す企画「銅像をどうぞ」に出演。地元・八王子で、番組が用意したフワちゃんの銅像を設置してくれたのは、昔から馴染みのある駄菓子店「ならさんち」だった。
「フワちゃんが通っていた当時の店舗は’21年3月に閉店しましたが、地元の子供たちからの要望もあり、同年6月に移転して営業が再開されました。番組放送後は観光スポットの1つとしても知られるようになり、遠方からフワちゃんの銅像を見に訪れるファンも少なくないといいます」(テレビ局関係者)
■「やっぱり30歳を過ぎているから」地元・八王子の反応は……
そこで本誌が、騒動の影響などについて駄菓子店に取材を申し込むと、店主が率直な気持ちを語ってくれた(以下、カッコ内は店主)。
フワちゃんの騒動は9日にテレビの情報番組で知ったといい、店主は「フワちゃんが可哀相だとか、そういった気持ちはありません。家族とテレビを見ながら、『元気が良いのもちょっとは抑えないとね』と話していたぐらいです」と話した。
また現在までに、店に対して銅像の撤去を求めるクレームや問い合わせもないという。
「いまはSNSで色んなことがあっという間に広がってしまう時代なので、『携帯電話も良し悪しだね』とは思います。ですが私たちは70代後半の世代ですので、あまりSNSのことは詳しくありません。フワちゃんの不適切な投稿は良いか悪いかで言えば、『良くない』と思いますが、こちらに対する影響は特にありませんので、全然気にしていません」
いっぽう夏休み期間とあって、フワちゃんの銅像をわざわざ見に訪れる客も多いという。店主は「せっかく頂いたものなので」と、今後も銅像を設置し続ける意向を明かしてくれた。
また、『チャンハウス』のロケではフワちゃんと昔話もしたといい、店主はこう振り返っていた。
「フワちゃんのことは、小学校高学年くらいの頃から知りました。弟さんをよく連れて買い物に来てくれて、弟さんの面倒もしっかり見ていた印象でした。大人になってからのフワちゃんは知りませんが、(ロケで)お店に来てくれたときは、『おばちゃん、アタシのこと覚えてる~?』って元気に声かけてくれました。私のことも覚えていてくれて、昔に戻ったみたいに話をしたんです」
最後にフワちゃんに向けたメッセージを聞いてみると、店主は明るい声で「ちょっと抑えてしゃべったら?っていうぐらいかな。やっぱり30歳を過ぎているから、大人のモラルを持たないと大変ですよね」と語っていた。
だが応援する気持ちは変わらないようで、「私は騒動については全く気にしていません。せっかくアメリカにも留学したばかりですし、フワちゃんにはこれからも頑張ってという気持ちです」とエールを送っていた。
地元の温かいエールに応えられるよう、フワちゃんは挽回できるだろうか――。