■押さえつけていた“人間くさい”部分
離婚した翌月の’23年12月には、既に前兆が。羽生が自らオフィシャルスタッフのXを更新し、《酷い“妄想”とか、“想像”や“嘘だけ”で記事になっててびっくりします すごいですね 訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが》とつづったのだ。
「ふだん、Xではファンへの感謝や、アイスショーへの意気込みなどを語っており、苛烈なメディア批判に驚きの声が上がりました。インスタグラムでも同日に、《10代の頃からずっと、嘘や妄想や、出会ったことすらない関係者さんの話で記事が出ますが…面白いですね》と胸中を告白していました」(前出・スポーツ紙記者)
今年になって、羽生の価値観にも変化が表れてきたようだ。
「幼いころからヤグディンの演技に影響されてはいたのでしょうが、羽生さんはプルシェンコに夢中でした。しかし心境が変化し、最近になって、ヤグディンがどれほど上手なスケーターであったかを理解することができるようになったといいます。
羽生さんが潜在的に押さえつけていた“人間くさい”部分がそうさせたのではないでしょうか。これからは少しやんちゃな一面も見せてくれることでしょう」(前出・スケート関係者)
7月19日に配信された「スポーツ報知」のインタビューで、30代を迎えるにあたり、《ファンの人たちが見てくれるからとか、僕にはスケートしかないからとか、そういうものだけじゃなくて、自分自身の中に常に、生きる芯みたいなものを、より明確に作っていきたい30代だとは思っています》と語っていた羽生。
三十路では、“ダメンズゆづ”が見られることだろう――。