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フジテレビが誇る国民的アニメ『サザエさん』にかつてない注目が集まっている。

 

1月27日にフジテレビが中居正広(52)の女性トラブルをめぐる問題で、10時間におよぶ会見を行った。トラブルの発端と報じられた食事会への社員の関与については改めて否定したものの、中居の起用を継続したことで、大きな騒動になったと謝罪。会見では港浩一元社長(73)と嘉納修治元会長(74)の辞任も発表された。

 

50社以上の大手スポンサー企業からCMを差し止められていたフジテレビ。2度目の会見を行っても、コンプライアンスやガバナンスへの不信感はぬぐえず、“フジテレビ離れ”は止まらないようだ。

 

『サザエさん』の1月12日放送回時点では、提供クレジットが8社表示されていたが、19日に4社に、26日には子ども用品大手・西松屋のみの1社に。そして2月2日の放送では西松屋も撤退して、ついに0社となった。

 

「2月2日放送回の『サザエさん』の番組内で放映されたCMは、ほとんどがACジャパンによる映像か、自社番組の番宣映像でした。

 

提供が0社になった影響なのか、オープニング曲の終わりに、『サザエさんは、◯◯(会社名)とご覧のスポンサーの提供でお送りします』と読み上げられる部分が、タマが磯野家の玄関前から左端に向かって歩いていく映像に差し替えに。エンディングでスポンサー企業名が読み上げられるシーンも、タマが左端から磯野家の玄関の中央部に戻ってくる映像に変わりました」(テレビ局関係者)

 

SNS上では、新たなアニメーションが作られたことに驚きの声が上がっていた。

 

《今日、EDのタマが帰ってくるの見てアレ?ってなったけど。なるほど、ついにスポンサーなしVer.になったか!》
《ついに提供がなくなったサザエさん クレジットタイムはタマがトボトボ歩く謎シーン》

 

ただ、提供消滅の裏ではスポンサー獲得のため広告代理店が奔走していたようだ。芸能関係者が明かす。

 

「もともと、『サザエさん』のCM枠はスポンサーウケが抜群で“キャンセル待ち“が起きていたほとどの人気でした。今回のスポンサー撤退を受けて、広告代理店が大企業に必死に営業していたそうです。数ある番組の中でも最も優先的に売り込んでいたのが『サザエさん』の枠だといいます。

 

『サザエさん』は55年以上続く国民的アニメですので、フジテレビとしても、“提供なし”はなんとしても避けたかったと思いますし、代理店も頑張ったかと思いますが、この流れは止められなかったようです……」

 

タマが歩く映像はファンにとっては貴重だが、フジテレビにとっては一日でも早く提供クレジットで埋めたいところだろう。

 

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出典元:

WEB女性自身

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