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近年、人気漫画が原作となった実写化映画が立て続けに公開されている。人気作品の実写化には歓迎の声がある一方で、「世界観が壊れてしまう」「実写にしてほしくない」など原作ファンからのネガティブな声も目立つ。

 

しかし、実際に公開された実写化映画の中には、「再現性がすごい」「あの世界観が現実になった!」と原作ファンからも高く評価され、続編が作られるほどの人気を集めるケースも。そこで本誌は、2020年代の実写化映画でよかったと思われている作品について、男女500名にアンケート調査を実施した。

 

第3位はドラマ化の後に映画化された『きのう何食べた?』。

 

原作は、累計発行部数815万部を超えるよしながふみの人気漫画だ。2019年4月にはテレビ東京系列でドラマ化され、放送後大きな話題となり、一時Xで世界トレンド1位を獲得。さらに見逃し配信の再生数は全12話100万回再生を超え、歴代最高も記録した。その人気ぶりは最終回の放送終了時に“何食べロス”となる人が出てしまうほど。

 

2021年3月に公開された映画では、ドラマから引き続きダブル主演は西島秀俊(53)と内野聖陽(56)。さらに、監督・中江和仁と脚本・安達奈緒子のタッグも続投された。ドラマと同じチームで作られた本作では、好評を博した世界観を維持。寄せられたコメントにも、原作・ドラマファンの満足の声が多く、期待を裏切らない作品となったようだ。

 

《漫画に内容が忠実で役者の方も演技が良かった》
《ドラマが良かったので見てみたら、それ以上に二人の関係が素敵でよかった》
《出てくる料理がおいしそう》
《ほのぼのとした雰囲気で癒されたから》

 

第2位には『るろうに剣心』がランクイン。

 

原作『るろうに剣心』は1994年から1999年に『週刊少年ジャンプ』で連載された和月伸弘の大人気漫画だ。2017年からは『ジャンプSQ.』で新章が連載され、シリーズ累計発行部数は7200万部を超える。実写化映画は全5作品で、2020年・2021年に公開されたのがシリーズ完結編の2部作だ。(『最終章 The Final』/『最終章 The Beginning』)

 

実写化1作目から主演は佐藤健(35)が務め、有村架純(31)や江口洋介(57)など人気俳優が数多く出演。配役には高評価の声が多いが、中でも主演の佐藤健は「ハマりすぎている」という声もあるほど。さらに本作で注目を集めたのが“アクションシーン”。スピード感あふれる映像は実写化ならでは。原作の世界観を維持し、映像でしか表現できない剣さばきやスピード感を演出した点が高い評価を得たようだ。

 

《漫画のキャラクターが実写でもイメージ通りでとても合っていた》
《殺陣のスピード感と迫力に圧倒された》
《素晴らしかったの一言!》
《佐藤健のアクションシーンが秀逸だった》

 

第1位は実写化の良さが光る『キングダム』。

 

原泰久が描く原作『キングダム』は、2006年より『週刊ヤングジャンプ』で連載され、累計発行部数が1億部を突破した大ヒット漫画だ。実写映画化のきっかけは原作コミックス50巻達成記念。2019年の1作目からシリーズ計4作が公開され、2024年の『キングダム 大将軍の帰還』は興行収入70億円を突破する大ヒットとなっている。

 

主演は山﨑賢人(30)。さらに、大沢たかお(56)や吉沢亮(31)、橋本環奈(26)など主役クラスの豪華俳優が目白押し。キャスト陣の高い演技力が原作の世界観を支えている。また、最大の特徴は“壮大なスケール”だろう。原作の世界観を表現した見ごたえのある映像は、劇場のスクリーンでこそ味わえるものでもある。大人気漫画のストーリーを忠実に再現し、迫力ある映像に仕上げた本作には最も高い評価が集まった。

 

《迫力があった》
《映画の出演者が原作のイメージに近かった》
《壮大なイメージが忠実に再現されていた》
《テンポもよく壮大なスケール。映画館でみる価値があると思った》

 

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出典元:

WEB女性自身

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