「今日はなんとですね、結婚記念日なんですよ」
3月2日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、こう語ったのはバイオリニストの高嶋ちさ子(56)。今年で結婚26年目を迎え、嬉しそうな表情を浮かべていたものの、夫から「大量クレーム」が寄せられる一幕があった。
番組側が夫にアンケートを実施し、インタビュアーの林修(59)が「『高嶋さんに直してほしいところはありますか?』と伺ったところ、こういう回答が返ってまいりました」と紹介。高嶋の夫は「僕の方が直さなきゃいけないことがたくさんありますが」と前置きした上で、
「飲みかけのペットボトルを置きっぱなしにしない」
「サプリメントをこぼさない」
「僕に聞かずに僕の予定を入れない」
「海外旅行行くときは教えて」
「人の言うことを何でも信じない」
「空いてるスペースに物を置かない」
「Amazonで確認しないでポチっと押さない」
と7項目を列挙し、「とりあえずこのくらいで」と締めくくっていた。高嶋は「これマズイよね?これはマズいよ。ちょっとヤダ、あの人」と動揺しつつ、「いっつも言われる、これ」と認めていた。
まず「飲みかけのペットボトルを置きっぱなしにしない」に関しては、「忘れちゃうんですよ」「どこ行っても飲みたいときに飲める」とコメント。「僕に聞かずに僕の予定を入れない」についても、「(夫に)たいした予定入ってないからと思って」とあっさり。
林から「海外旅行はさすがに教えてあげたらいかがですか?」と促されると、「日にちは教えてあげるんですけど、どこに行くかは言ってないことが多くて」と語っていた。
昨年は家族4人でハワイ旅行をしたものの、夫の存在感が薄くて一緒に行ったことすら忘れていたという高嶋。家庭内でのパワーバランスは彼女の方が圧倒的に強そうだが、夫への信頼を熱弁する場面もあった。
高嶋は型破りなパフォーマンスが人気を集めるクラシック楽団「12人のヴァイオリニスト」を率いており、“東京公演は全て来る”という夫は番組のアンケートに「知り合いは皆褒めるので、僕は思ったことを言っています」と回答していた。
高嶋は夫からの“ダメ出し”は素直に受け入れるといい、その理由について「この人は音楽がめちゃくちゃ好きなんですよ」とコメント。ある時、ヘビメタ好きの夫から、「君のコンサートって動きがなくてつまんないよね」「動きがあっても良いのに」と指摘されたという。
初めはカチンときたものの、「言われてみればそうかなと思って」と冷静に受け止めることに。「そこから動きというものを考えようかって話から今に至るので、少し良いアイデアを頂いているといっても過言ではないです」と語り、夫からのアドバイスが現在のスタイルに反映されていることを認めていた。
また「マイナスな意見の方が絶対プラスになる」と熱弁し、「夫もすごいコンサートやライブに行く人なんで、“良くないコンサートを見せるのは詐欺的行為に近い”っていうのが共通の認識」とも語っていた。
結婚記念日にケーキを買ってくる夫に「いらねぇし」と悪態をつくこともあるという高嶋だが、強気な態度は愛情の裏返しのようだ。
「高嶋さんは20年2月に出演したトーク番組で、友人に紹介されたご主人に一目惚れしたと明かしていました。当時、ご主人には交際中の女性がいたそうですが、高嶋さんは“結婚する気がないなら別れなさい”とアドバイス。積極的にアプローチし、自ら“そろそろどうよ?”と逆プロポーズしたといいます。交際から結婚に至るまで約2カ月くらいのことだったそうで、決断が早い高嶋さんらしいエピソードでした。
そんな高嶋さんのご主人は、今年2月の誕生日で還暦を迎えたそうです。高嶋さんは直前に出演した番組で『倒れるんじゃないかってくらいのサプライズをしてやろうかと思って』とワクワクした様子で、還暦にちなんだ赤いネクタイとセーターをプレゼントに用意したことを明かしていました。ご主人は高嶋さんとは対照的でのんびりとした性格だそうですが、音楽を生業にしている彼女にとって尊敬できる部分も大きいのでしょう」(芸能関係者)
過激な発言がたびたび注目を集める高嶋だが、夫とは強い絆で結ばれているようだ。
