『虎に翼』映画化計画が進行中!朝ドラでは超異例、主演の伊藤沙莉も続投へ
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■「描かれなかった寅子の晩年を」

 

映画ライターの野田綾子さんはこう予想する。

 

「『虎に翼』の魅力はヒロインの寅子が、まっすぐに社会を見つめ、おかしいと思ったら是正しようとする姿です。女性が活躍する社会が実現するようにと、寅子が奮闘する姿が、同じ女性として、とても素敵だと思いました。夫婦別姓問題や、男性同士の恋愛など、令和にも通じるテーマを扱っていたことも新鮮でした。

 

ドラマの最終話は寅子の死から15年後の世界でした。寅子の晩年については描かれておらず、男社会の中で力強く道を切り開いた彼女が、どんな老後だったのか気になります。

 

続編を作るのであれば、彼女が晩年にどんな問題意識を持っていたのか、横浜家庭裁判所長としてどんな裁判を手がけたのか、またはその所長退官後に再び弁護士になった彼女が、女性たちのためにどんな案件を受けていたのか、などが描かれたら面白いのではないかと思います」

 

また自身も『虎に翼』ファンだというドラマ関係者は、

 

「ドラマで人気だった“男装の弁護士”山田よね(土居志央梨)には、映画版にもぜひ登場してほしいです。彼女は法律事務所で大きな裁判を手がけていましたが、寅子とよねさんの物語をもっと掘り下げるという手もあるのではないでしょうか。

 

寅子に『どうして人を殺してはいけないのか』という質問をぶつけた美佐江(片岡凜)も注目を集めたキャラです。彼女の娘も片岡さんの2役で登場しましたが、美佐江の人生は謎に包まれています。サスペンス要素あふれる展開だった新潟編をクローズアップした作品もぜひ見たいですね」

 

数々の賞を受賞し、朝ドラ最高ヒロインとして認定された伊藤沙莉。彼女の演じる寅子と再会できる日も近い。

 

画像ページ >【写真あり】『虎に翼』の打ち上げで号泣した伊藤沙莉(他8枚)

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