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「演歌歌手としてデビューして、この道と決めて18年やってきましたけど、世間にはどこか演歌というだけでダサいと思う傾向があるのかなと感じます。僕もいま演歌というジャンルを超えて、『限界突破×サバイバー』というアニメ『ドラゴンボール超』のオープニング曲を歌わせてもらっていますが、いい音楽はジャンルを問わずいい。だから、演歌だからと敬遠せずに聴いてほしい。演歌は僕にとって、誇り。これからも大切に歌っていきます」

 

こう語るのは、来る9月6日で不惑の40歳を迎える歌手・氷川きよし。常に感謝の気持ちを持つ姿勢はデビューした18年前の22歳から変わらない。彼は、「ありがとうございます。おかげで40歳を迎えることができます」とすべてのファンに感謝する。

 

「長く歌っていきたいし、長く生きていきたいと思うので、体調管理として、食生活は気を付けています。これは昔からずっと。最近よくつくるのは、鶏野菜ジュース。小松菜、りんご、レモン、くこの実、マカ、しょうが、しそ、それにコンビニで買えるような蒸したチキンを、ミキサーにかけて、スープみたいなジュースにするんです。タンパク質も豊富だし、マカなんかも体にいいですしね。これを朝に飲んでいます。30代では喉を酷使して、そのつらい経験があったから、強くなれました。喉も、“鋼の喉”になってきました」

 

40歳になるいま、過去の自分にアドバイスするとしたら?

 

「まず10代は、夢を持ちなさいと言いたい。笑われるくらい大きな夢を。実際、僕は13歳のときから将来どういうふうにするか決めていました。夢をもってしっかり生きるんだよ、と激励したいです。20代は勉強。怒られて当たり前だよ、大人の言うことをなんでも素直な心で聞くんだよ。泣いて苦しんで自分自身と戦って。自分を卑下してもいけない。30代に向けての下積みをしていくんだよ、と伝えたい。30代は、20代は精いっぱい頑張ったね、よく働いた。これからは自分の歩んでいく道を見つけて、自分にはこれができるんだという自信と確信をつかむんだよ、と助言を」

 

そして40代。どんな10年にしたい?

 

「40代は、“人生これから”。自分の好きなことをやっていって、自分の好きな音楽を見つけたいです。自分の時間を大切にしたいとも思っています。海外旅行に行ったりしたいですね。30代でやり残したことは、結婚式。以前は、40歳までに結婚、なんて意気込んでいましたが……。デビュー20周年まであと1年半。歌手としてまだまだやるべきことがありますから、とにかくこれからも“挑戦”を続けていきたいです」

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