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「もともと私がキレイ好きなこともあって、掃除は全然苦じゃない。料理もできるから、なんかパパッと炒めたり魚を焼いたり、みそ汁作ったり……。まぁ、もちろん“ひとり分”だけど」

 

本誌ライターの元芸人・インタビューマン山下を前に、そう話すのはタレント・女優の久本雅美。7月28日公開の映画『イマジネーションゲーム』では、元AKB48の板野友美とともに、主演を務めた。

 

芸歴は37年目に突入したが、「映画での主演は初めて」と語る久本。7月9日に、“独身”のまま還暦を迎えることに。わき目もふらずに働いてきたと話す彼女は、いま、結婚に対して“強い思い”を持っている。

 

「60歳にもなると、寄り添ってくれる人生のパートナーが必要かな、と思うことが多くなってきました。私は最近、初夢が毎回結婚式の夢で、柴田理恵に電話で報告するたびに『またか!』って言われるんです(笑)」(久本・以下同)

 

そんな久本の老後を心配する柴田理恵(59)は、自宅に、久本のための部屋を作ってくれたそうだ。

 

「柴田が何年か前に、自分の家を建てたんですよ。それで、柴田が設計図を持ってきて、『面倒を見ようと思ってるから、あんたの部屋を作ったで』って。『ほんまかいな、嬉しいな』って、パッと設計図見たら“4畳半の窓なし”ですよ。そんなん牢獄やんか!(一同爆笑)」

 

“時間がない”、と久本自身が語るのに対し、「残りの人生30年くらいですよ、はやく結婚しないと!」と発破をかけるインタビューマン山下。

 

「寿命はあと何年です、と言われたのはアンタが初めてやわ!」と笑いながらツッコミを入れる彼女だが、真剣な表情で「たとえパートナーを見つけたとしても生涯現役であり続けたい」と話す。

 

「芸能活動でいちばんやりたいのは、NHKの朝の連続テレビ小説。あれにだけは出たい出たいと、どれだけ、そこかしこで叫んでることか。毎回出演者が決まる時期にドキドキしてんねんけど、一回もオファーがけえへん(笑)。だから、朝ドラ出演が自分の中の楽しみですね」

 

さらには、自身がめざす“芸能人像”についても、こう語った。

 

「先日番組のゲストとして出演していただいた草笛光子さんなんか、84歳という年齢にもかかわらずあの美しさで、ファッショナブル。80歳超えても自分の番組を持っていらっしゃる黒柳徹子さんにも憧れていて、私も『やれるところまでやったろう』と思って」

 

新しい仕事への意欲は“死ぬまで消えない”という。でもこの調子だと、パートナーを見つけるのにはますます時間がかかりそう?

 

(取材:インタビューマン山下)

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