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「無理なダイエットをやめてから7kgくらい体重が増えました。出産後から半年経つのに、体重が戻らなくてヤバい~(笑)。でも、いまは“これでいいか”と思えて、すごく楽ですね」

 

17年12月に韓国人男性と結婚し、18年7月に第1子となる長男を出産した、道端アンジェリカ(33)。昨年末、著書『アンジェリカ流 無理をしない「ベビ活」』(光文社)を出版した彼女が、独自の育児法を赤裸々に語ってくれた。

 

取材場所は道端がディレクションする東京・表参道のカフェ『THE BOWL』。長身でハンサムな夫と可愛い赤ちゃんも同行し、最愛の家族に見守られながらのインタビューになった。

 

「私は“完全母乳”で育てているため、お腹が空くし、授乳中はダイエットもできません。母親がたくさん食べて水分も摂っておっぱいあげないと、赤ちゃんがお腹一杯にならなくて泣いちゃいますから」

 

いまは愛息のために健康的な食生活を心がけているが、独身時代には過酷すぎるダイエットのせいで心身ともに最悪の状態に陥ってしまったことも――。

 

「モデルという仕事柄、スタイルのキープはライフワークでした。当時は体重という数字に取りつかれ、毎日10km以上走って、ご飯もろくに食べてなかった。毎朝体重計に乗って、『今日は1kg痩せた』『今日は0.3kg増えちゃった』と一喜一憂。痩せていたころの写真をいま見ると、骨ばっていて美しくないと分かるんですけど、そのときは気づかなかった。生理も7年間来ませんでした。でも『毎月の煩わしいものがなくなってちょっとラッキー』とすら思ってしまっていて、いま考えるととても恐ろしい状態だったんだなってぞっとしています」

 

そんな彼女の転機となったのは、突然の骨折だった。

 

「数カ月の入院を余儀なくされたことで、ようやく自分と向き合う時間ができたんですよね。お見舞いに来てくれた人に『あんなに運動してたのに、できなくて辛いでしょ?』と言われましたが、内心すごくホッとしていたんです。『もうダイエットしなくていいんだ』って。『これを機に自分の体に向き合おう』と思えました。それ以来、体重が増えるのも怖くなくなりましたね」

 

妊娠・出産を経て変化した、ダイエットに対する価値観。彼女はいまの産後ボディが愛おしくて仕方がないという――。

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