「朝ドラに出ることがひとつの目標でした。でも(出演決定が)自分の中で大きな出来事すぎて、マネージャーさんから聞いたときは正直実感がわかず、え、本当ですか? という気持ちでした」
4月1日の放送開始以来、高視聴率を維持しているNHK連続テレビ小説『なつぞら』。今週から物語は昭和30年に移り、なつ(広瀬すず)は高校3年生になった。柴田家の長女・夕見子もなつと同じ高校3年生に。夕見子を演じるのは福地桃子(21)。3度目のオーディションで、念願だった朝ドラ出演への夢をかなえた。
最初はぎくしゃくしていたなつと夕見子だけれど、どんどん距離を縮めていく。撮影現場では広瀬とどのように過ごしているのだろう。
「すずちゃんはヒロインで誰よりもエネルギーを使うのに、ずっと元気だから本当にすごいなって。長丁場の撮影にもかかわらず、疲れたそぶりをいっさい見せないんです。それどころか、かわいらしいのに不意に変顔をしてきたりして、和やかな雰囲気を作ってくれるので、とても元気をもらっています。お芝居でも尊敬する部分ばかりなので、お話しする時間を、楽しみながらも大事にしています」(福地・以下同)
そして、撮影現場ではやっていることをこう続ける。
「撮影が始まったばかりのころ、藤木直人さん(夕見子の父役)がルービックキューブを持ってきてくださって。藤木さん、すごくお上手なんです。あと、菊介役の音尾琢真さんが、藤木さんや松嶋(菜々子)さん(夕見子の母役)とワカサギ釣りに行かれたそうです。私も釣りが好きなので、そのお話を聞いたときにいいなって思いました。私、お正月にアマダイが釣れたんです。めでたくないですか!? 魚拓も取りました!」
演じる夕見子の人物像については「夕見子の魅力を語ると止まらなくなるかもしれない」と笑顔に――。
「ひとことでいうとすごくかっこいい女性です。頭の回転がものすごく速くて、人のためにエネルギーを使える人。来週(第4週)や再来週(第5週)も夕見子が言うかっこいいせりふが出てきますよ!」