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「今までシリアスな役が多かったので、喜劇の舞台は初めて。すごく新鮮です」

 

そう話すのは、三宅裕司率いる「熱海五郎一座」の東京喜劇『翔べないスペースマンと危険なシナリオ~ギャグマゲドンmission~』に出演する高島礼子(54)。オファーを二つ返事で引き受けた。

 

「『熱海五郎一座』は前から憧れの座組。この舞台に出たい方はたくさんいらっしゃると思うので、今回選んでいただいたのは光栄ですし、期待に応えていきたい。三宅さんに思う存分、高島礼子を料理していただきたいです」

 

アドリブや一発ギャグなどの瞬間芸ではなく、練り上げた台本と設定の中で役柄をきちんと演じることで生まれる笑いは、常に劇場を大爆笑の渦で包み込む。出演は座長の三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之などお笑いの手だれたち。

 

「皆さんとは同じドラマに出たことはあっても現場で一度も絡んだことがないので、初共演ですね。とにかくおなかが痛くなるくらいお客さまに笑っていただけるよう、一生懸命ついていきます!」

 

人を泣かせるよりも笑わせるほうが難しいといわれるが、以前こんな経験をしたことが。

 

「あるシリアスな舞台に出たとき、初日から、え? なぜ? と思うところで毎回笑いが起きて。最初は戸惑いましたが、笑いが沸くたびにお客さまが楽しんでいる波長を感じ、快感になっていきました。今回もそれが楽しみ。お客さまの反応を感じるライブ感が舞台の命ですから」

 

物語の舞台は30日後に巨大隕石衝突の危機を迎えた日本。今回の役どころは?

 

「天文学者です。じつは今までダメ人間を演じたことはないのですが、今回はダメダメ人間大集合(笑)。狙って笑いをとるのはプレッシャーですが、最終的には高島は喜劇もできるんだなと思われたい。ただ心配なのは私自身がゲラ子なこと。緊張しすぎると笑いが止まらなくなるので舞台でそれだけは気をつけないと」

 

クールなイメージの高島。ダメ人間の部分はあるのだろうか。

 

「……じつは料理が大の苦手で、友人たちにも“ちゃんと食べてる?”って心配されるくらい。去年、フライパン、炊飯器、調味料を買いました。肉を焼く、野菜を炒めるといった、簡単な料理しかまだできないので、今いろいろと勉強中です!」

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