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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(’18年)で演じた“おじいちゃん”役が記憶に新しい中村雅俊(68)。けれど実際に対面すると、68歳とは思えない抜群のスタイルと美肌で、その若々しさにビックリ!

 

「特別なことは何もしていないんですよ。ジムで体幹を鍛えるくらいかな。肌はね、2年前に94歳で亡くなった母がきれいな肌をしていたので母譲りです。でも、そもそも俺、デビューしたころから老けてましたよね(笑)」(中村・以下同)

 

’74年、ドラマ『われら青春!』(日本テレビ系)の主役で俳優デビュー。同年、挿入歌『ふれあい』で歌手デビューも果たした。23歳のころだ。当時の写真を見て、「顔がパンパン」と大笑い。

 

「毎日酒を飲みに行っていたんでね。当時は歌番組に出るようなときも、一張羅なんて持ってないから、汚ない格好をして下駄を履いて歌っていましたね。それで、かえって注目を集めちゃって(笑)」

 

それから時を経て今年45周年。デビュー日の7月1日に、過去発売した55枚の全シングルを収録したベストアルバムを発売する。

 

「デビューしてまもなくは、正直、役者が歌を歌っているというエクスキューズが自分のなかにあったんですよ。ツアーを続けていくうちに、その意識ではお客さまに失礼だと思うようになって、俺は100%役者だけど、100%歌手でいよう、と心を決めました。両方頑張っていこうという意識は強かったですね」

 

収録曲には数々の思い出が。

 

「『いつか街で会ったなら』(’75年)は大好きな吉田拓郎さんにお願いして作ってもらいました。桑田佳祐くんが作ってくれた『恋人も濡れる街角』(’82年)は仮歌も彼自身がやってくれて。だから俺、仮歌に影響されて急に歌い方が変わるんです(笑)。残念だったのは、『俺たちの旅』(’75年)のとき。来週1位だって言われていたのに結果は2位で。『およげたいやきくん』が1位だった(笑)」

 

7月6~31日には、東京・明治座にて『中村雅俊アニバーサリー公演』が。芝居とライブの組み合わせで、俳優として歌手としての中村雅俊を両方味わえる構成だ。そして秋からはコンサートツアーもスタートと、精力的に活動する。

 

「45年間でいちばん自分を褒めてあげたいのは、1年も休むことなくツアーを続けてきたことですからね。ずっと、いちばん好きなコンサートツアーをやっていけたらいいなあと思っています」

 

取材の終わり、「声がかれちゃってすみません。昨日、大学時代のクラスの連中と飲みすぎちゃって」とぽつり。歌を愛し、仲間を愛し……。60代にして、いまだ青春の真っただ中にいるような、かっこよさ!

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