はあちゅう&しみけん「家族会議」子供が欲しいと言ったら夫は…

2018年7月に事実婚を発表した、はあちゅうと、しみけん。活躍する業界もファン層も違う異色夫婦が、「これ、どうする?」「あれ、どう思ってる?」を赤裸々に語り合う本誌連載「家族会議 議事録」。はあちゅうは現在、今秋生まれる第1子を妊娠中。第5回は、「妊活スタートに至るまで」を振り返ります。

 

 

はあちゅう「つき合っているとき、私が『子供が欲しい』って言ったら、けんちゃんは4カ月間の“修行”に出たよね」

 

しみけん「本能的にね。ついに “刀を収める” ときが来たのかなと」

 

はあちゅう「そのころ私は、仕事として絶対にやりたかった文芸書の出版が実現したので、次はプライベートで理想を追いたいと思ったの。親友たちも子供を作っていて、写真がインスタグラムによく上がってたんだよね。でも、けんちゃんはここ数年でいろんな視野が開けて、仕事の幅も広がったから、しばらくはこの生活を続けたい……そんな心境だったみたいだね。

 

しみけん「『今じゃない』とは思った。もちろん着地点として、『はあちゅうと子供を作る』という考えはあったけど、そこに行き着くまでの、寄り道がまだ足りなかった。父親になる前にやっておきたいことが、まだ人生の中に残ってたんだ」

 

はあちゅう「たとえば?」

 

しみけん「毎日いろんなジャンルの人と会食しまくって、合コンに行って、出会い系アプリをやって、飲み会でウェーイの日々。『ドラゴンボール』全巻読破も(笑)」

 

はあちゅう「私は妊娠に年齢的なリミットもあるのに、けんちゃんは『いつ家に戻りたくなるか、わからない』なんて言ってたから、じゃあ待たないよって。で、事実上1回別れるんだけど、なぜかけんちゃんじゃなくて私が出ていくという……。私名義で借りて同棲してたマンションなのに!」

 

しみけん「西新宿の物件を、いったんは借りたんだけど、引っ越しの手間を考えると……。『申し訳ないんだけどしばらく住まわせて』と、はあちゅうにお願いしました」

 

野菜、納豆、果物、ナッツと栄養満点の食事

 

はあちゅう「私の口座から家賃を払っている家を出て、私は実家へ。まだ事実婚前の2017年11月11日、ポッキーの日だった。その翌日、けんちゃんは謎のポエムをツイッターに投稿。あれはいったいなんだったの?」

 

しみけん「人生で初めて書いたポエム(笑)。はあちゅうが出てった翌日に冷蔵庫を開けたら、いつもの食事が入っててさ」

 

はあちゅう「私が買い置きしておいた、鶏肉とかブロッコリーとかヨーグルトのことね」

 

しみけん「それを見て、はあちゅうのありがたみを噛み締めた。『僕のことを想う気持ちがこめられてるな』って。だから『冷蔵庫は冷やすものなのに、温かい』ってポエムを書いて、ツイッターに投稿した」

 

はあちゅう「それを読んだ私は、けんちゃんのアカウントをブロック。出てった翌日に、この人はいったい何を言ってるんだと呆れたね。で、私は新しい彼氏を探したけど、誰も好きになれなかったんだよね……」

 

しみけん「なんで?」

 

はあちゅう「翌月の12月に『#metoo』の告発をして、その反響と騒動で2カ月くらい鬱状態だったから」

 

しみけん「鬱のほうが、自分に光をあててくれる人を好きになりそうなものだけど」

 

はあちゅう「私、“世界を呪う系” の鬱だから、そういう気持ちになれないんだよ」

 

しみけん「僕は、はあちゅうが出てった翌日に、はあちゅうが発信してる『note』や書籍の内容をまとめた、『はあちゅうノート』を作った。ためになることが多くてさ」

 

はあちゅう「一緒に住んでるときは、私の本なんて1冊も読んだことがなかったのに、別れたら突然読みだしたんだね。結局 “修行” から戻ったのが、2018年の春。あらためて聞くけど、なんで戻ったの?」

 

しみけん「ひととおり遊んだら、『はあちゅうといたときが、いちばん楽しいな』って感じるようになったから……。結果論だけど、4年つき合って、こういう形で別れる危機がなかったら、はあちゅうのありがたみにも、大切さにも気づけなかったかもしれない」

 

はあちゅう「復縁するにあたって、私がけんちゃんに出した条件は2つ。『子供を作りたい』『事実婚して、それを公表したい』。前者はすんなり受け入れてくれたけど、後者は迷ってたね」

 

しみけん「事実婚を公表することで、僕のファンがどんな反応をするかが読めたのと、AV男優のプライベートが見えてしまったら、ユーザーが『抜けなく』なるんじゃないかと心配したんだよね」

 

はあちゅう「でも、最終的には私の希望を受け入れてくれたよね。だから子作りの方針に関しては、けんちゃんの希望を酌んだ」

 

しみけん「男の子を狙いたい。そして新元号で生まれるベイビーにしたい!」

 

はあちゅう「性別はともかく、私は長らく生理不順が続いていたから、一刻も早くトライしたかったのに、『絶対に新元号ベイビーだ』と譲らない。正直、意味がわからなかった。今でもわからないけど」

 

しみけん「新元号のこともあるけど、4月から9月生まれの子は、自信がつきやすいって聞いて、小さいころから『勝ちグセ』をつけさせたくてさ。だから2018年春に復縁したけど、2019年5月1日の新元号スタート以降の出産を狙うには、2018年夏以降の仕込みである必要があった」

 

はあちゅう「凝り性のけんちゃんは、いいサプリメントや産み分けの情報も、お医者とかに聞いてきてくれたね」

 

しみけん「アルカリ性と酸性のバランスとかね」

 

はあちゅう「準備は万端。私はその前から体作りを始めて、物理的には夏からトライを始めたけど、甘かった。子供って、そんなにすぐできるものじゃなかった……」

 

【はあちゅう】
1986年、神奈川県生まれ 慶應大学在学中より、ブロガー活動を開始。会社員経験を経て、2014年、フリーに。ブログ「旦那観察日記」で、夫婦生活を鋭意発信中。

 

【しみけん】
1979年、千葉県生まれ 1998年にAVデビューし、出演本数は約1万本の現役AV男優。最新刊『しみけん式「超」SEXメソッド』(笠倉出版社)が発売中。

 

取材&構成・稲田豊史

(週刊FLASH 2019年9月24日号)

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