特殊メーク第一人者・江川悦子「おくりびと」の遺体も“作った”
記事投稿日:2020/11/09 11:00 最終更新日:2020/11/09 11:00
日本を代表する俳優たちをメーク筆一本でときに老人、ときに怪人に変身させる(撮影:田山達之)
オフィスに入った瞬間、足が止まった。出迎えてくれたのはゾンビに妖怪、宇宙人。部屋の一角は死体まで横たわっている。ここは、東京・成城の東宝スタジオのなかにある「メイクアップディメンションズ」。日本を代表する特殊メークのプロ集団だ。壁一面が、渡辺謙、役所広司ら俳優陣に加えて、元SMAPの5人や和田アキ子など、芸能界の錚々たる顔ぶれのライフマスクで埋めつくされている。このマス...