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40年以上の歴史を持つ長寿番組『おかずのクッキング』(テレビ朝日・毎週土曜朝4時55分〜)といえば、気軽に作れる家庭料理の実演と、料理研究家・土井善晴先生(63)の軽妙な関西弁トークが名物の番組。コロナ禍で自宅で料理をする人が増えるなか、土井先生の名言やダジャレがSNSを中心に話題を呼んでいる。

 

「ダジャレなんかはけっこうみんな喜んでくれるようですね。前もって言おうとすると失敗するので、その場で思いついたことを言う。頭を自由にしておくんです」(土井先生・以下同)

 

そんな、土井先生の名言を紹介。

 

【1】大きい卵焼きの回で卵同士をぶつけて割るときに……

 

《どっちが強いかなと思って、何連勝できるか楽しんでください。なんでもね、ものは楽しむんです》

 

【2】手作りラー油の回で豆腐にラー油ソースをかけるときに……

 

《『自分で勝手にソースかけてね』って。何から何までやろうと思わないで》

 

「お料理する人が全部しないで、食べる人が自分で調味料をかけて食べればいい。今のお母さんは優しいから。そこまで責任持たないでいいですよ」

 

【3】あんかけ焼きそばの回で焦がし醤油を作るときに……

 

《これあんまりガーッといったときに醤油入れたら焦げるんですよ。でも焦がしたいんです。でも不用意にやると焦げるんです。でも焦がしたい。まぁその微妙な私の……まぁ乙女心みたいなもんですわ》

 

【4】ハンバーグの回で、フライパンの端を使ってひっくり返すときに。ジュリー世代にはピンとくるあのフレーズ

 

《壁際に寝がえり打って〜》

 

「あれはひっくり返すたびに毎回思っている(笑)。『壁際に〜』って。経験しているから出てくる」

 

【5】「担々だれの豚しゃぶそうめん》の回で。湯がいたお湯をシンクに流すときに……

 

《こうやってシンクに流すときは、シンクの神様にごめんなさい言うてから流しなさい。ビックリするからね。熱いから》

 

「番組中に新しい調理法を思いつくこともあります」

 

この日も収録中にアイデアが浮かんでレシピを急きょ変更。“料理はこうでなければならない”というルールから自由になるのが土井先生の料理のテーマのひとつだそう。

 

「“こうでないと”では作る側がしんどくなる。幸せになるために私は料理をしてますから。手抜き料理と簡単な料理は違います」

 

実際、パプリカを手でちぎったり、ピーマンの種を取らずにそのまま肉詰めを作ったりと自由度が高い。《ちぎったほうがおいしい。きれいに切るばかりが料理ちゃいます。》という本人のツイートも反響を呼んだ。

 

「料理は気づきの連続。昨日の自分に頼らない。今日の新しい自分に出会いたい。私は旅人みたいなもんです(笑)」

 

固定概念にとらわれない土井先生の料理のレシピと名言を、今後も楽しみにしています!

 

「女性自身」2020年11月24日号 掲載

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