松本明子「スタッフに羽交い締めにされて」振り返る37年前の“放送禁止用語”事件
画像を見る ママになってもかわいい松田聖子のアイドル姿

 

■体を張って切り開いた新境地

 

少しずつ仕事が増え始めたころ、やはり目標となったのはママドルとなった聖子の存在だった。

 

「ママになっても、すごくかわいくて。生涯アイドルを続けられるのは芯の強さ、スター性、歌唱力もあるでしょうが、自己プロデュース力だとも痛感しました」

 

思い描いていたアイドルではなかったが、松本さんは芸能界に残るためキャラクターを模索した。

 

「歌える場があることがうれしくてものまねにも挑戦。カラオケに行くお金もなかったから、下宿先で布団をかぶって歌の練習をしていました」

 

こうした努力により、ものまねの女四天王と呼ばれるほどに。’90年代に入ってからは『進め!電波少年』(’92~’98年・日本テレビ系)に出演。

 

「ダイアナ妃の遺志を継いでタイとカンボジアの国境の地雷を撤去したり、アポなしでアラファト議長に会うために、ガザ地区に行ったりしました」

 

体を張ったバラエティで新境地を開いたことこそ、松本さんの自己プロデュースだったのだろう。

 

もちろん、現在でもアイドルへのあこがれは持ち続けている。来年1月23日には、松本さんが中心となり、浅香唯、西村知美、森尾由美、布川敏和らと『黄金の80年代アイドルうたつなぎ』と題したコンサートを開催する。

 

「’80年代、夢を与えてくれたり、苦しいときに心の救いになったアイドル曲を、歌いまくろうと思っています!」

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