松田聖子「本当は声が低くて」おしん演じた小林綾子に打ち明けていた“悩み”
画像を見る 中学1年生の小林さん

 

■対談企画で、聖子ちゃんが打ち明けてくれた秘密

 

小学校高学年になり、アイドル雑誌『平凡』の記者から「誰か対談したい人はいませんか」と企画の依頼があったときには、「聖子ちゃん!」と即答。冒頭のような対談企画が実現したのだ。

 

「聖子ちゃんと遊びたい一心で、取材場所は遊園地などを希望していたんですが、結局、人目につかない新宿御苑でした。『本当は声が低いから、高い声を出すのが大変なの』って話していただいたのを覚えています」

 

聖子の歌はどれも好きだが、とくに印象に残っているのは、小林さんが中学生のころにリリースされた『瑠璃色の地球』(’86年)だ。

 

「“あれ!? これまでの曲とはちょっと違うな”というのが第一印象。バラード調で、それまでのアイドル路線の曲とは異なって、すごく大きなスケール感でした。“こういう曲も歌うんだ”って驚いたんです」

 

“闇の中でも、やがては明るい光が照らしてくれる”“愛の力”など、さまざまな解釈がなされる同曲は、年代を問わず、今でも愛されている。

 

「いちばん歌っていたのは、京都の大学に入って、一人暮らしをしていたとき。ちょうどカラオケボックスが増えてきたころで、大学の友達と集まっては、聖子ちゃんメドレー。私は『瑠璃色の地球』をよく歌っていましたね」

 

最近では復興支援活動で、同曲を披露しているという。

 

「女優の音無美紀子さんが被災地の支援で行っている『歌声喫茶』という活動に参加させていただいているのですが、コロナ禍で思うような活動ができないなか、リモート配信で『瑠璃色の地球』を歌いました。今も変わらず、多くの人を勇気づけ、感動を与えてくれる歌なのではないでしょうか」

 

【PROFILE】

小林綾子

’72年、東京都生まれ。’83年、NHK連続テレビ小説『おしん』でヒロインの少女時代を演じ、ドラマの空前のヒットとともに脚光を浴びる。’22年は映画『破戒』(7月8日~)、舞台『福田こうへい特別公演~望郷 風の流れ旅』(11月11日~)に出演予定

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