かねて親交のある二人 画像を見る

料理番組『DAIGOも台所~きょうの献立 何にする?~』(ABC・テレビ朝日系)での一生懸命な姿が「癒される~」と大人気のDAIGOさん(44)。かねてプライベートでも親交があるという順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生(61)いわく、DAIGOさんのしゃべり方が“自律神経によい”のだそう。健康の秘訣を探りますーー!

 

■今のミュージシャンは、健康第一の人が多い!

 

小林:男性は30歳を境に、女性は40歳を過ぎたころから、自律神経のなかでも、血流をよくしたり体をリラックスさせる副交感神経の働きが大きく下がり、以後10年ごとに15%ずつ低下していきます。そうなると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの血管系の疾患にかかりやすくなったり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったりするんです。

 

DAIGO:僕も44歳なんですが、年をかさねて、体にいいことをしたくなってきました。体は、車のように新車に買い換えられませんから、ずっと付き合っていくしかないですよね。生活習慣も、ちょっとずつマイナーチェンジしていきたいと思います。

 

小林:DAIGOさんのように、いかに早く健康に意識を向けられるかどうかがポイントですね。具体的に、どのようなことに取り組まれていますか?

 

DAIGO:毎日ではないんですけど、ほうれん草、はちみつ、りんごを入れた野菜スムージーを飲んだり、先生が考案した「長生きみそ汁」を作ったりしてます。あと運動も、週に1回ジムに行ったりしていますね。

 

小林:ちょっとした工夫の積み重ねがいいですね。少しずつでも20年後の健康に大きく差が出てきますから。それにしても、DAIGOさんはロッカーのイメージが強いのでもっと不摂生かと思っていました(笑)。

 

DAIGO:今のミュージシャンの方は、健康第一の人が多いんです。とくに歌は体力勝負。先輩方を見ても、いかに長くいい歌をみなさんに伝え続けられるかを考えています。僕も、独身時代はライブの打ち上げやレコーディングなどで朝5時まで起きていることもしょっちゅうでしたが、今はもうそんな生活したら、2週間ぐらい、引きずっちゃうと思うんですよね。寝ないと、もう持たなくなってきているんで……。

 

小林:おっしゃるとおり、睡眠は健康における重要な要素。実は今、コロナ禍で睡眠障害の患者さんが急増しているんです。DAIGOさんは、どんな点に気を付けていますか?

 

DAIGO:僕の場合、1歳8カ月の娘が目覚めると、部屋の電気をつけてしまうので、必然的に毎朝7時とか、6時半に起きることになるんです。深夜3時に寝ちゃうと4時間ぐらいしか眠れませんから、娘が起きる時間から逆算して寝るようにしています。

 

小林:起きる時間が、決まっていることが非常にいいですね。実は不眠症改善に効果的なのは、寝る時間ではなく、起きる時間をつねに決めること。起床時間を一定にすることで体内時計が整い、夜になると自然に眠くなるんです。

 

DAIGO:娘に無理やり起こされるのも、いいことなんですね。

 

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