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「お話をいただいた時は本当にビックリしました。私は約25年前から東京と房総半島で二拠点生活をしていて、その縁で“半島大使”に選ばれて。私のライフスタイルが誰かのお役に立てるかもしれないと思うと、光栄で嬉しく思います」

 

こう語るのは、俳優の黒谷友香さん(46)。今年6月、国土交通省から「ペニンシュラ(半島)応援大使」に任命された黒谷さんだが、実はプライベートで20代前半から千葉県の房総半島にも自宅を構えて二拠点生活を送ってきた。

 

「二拠点生活を始めたのは趣味の乗馬がきっかけでした。最初は九十九里で、お友達の馬に乗せてもらっていましたが、そのかたが『房総半島にある、自分の家の近所に乗馬倶楽部を作りたい』と話していて。しかも、その乗馬倶楽部の理念は『人と動物と植物が共存できる倶楽部』。素晴らしいなって共感したんです。

 

当時、『本格的に乗馬を楽しみたい』という気持ちもあったので、房総半島に家を買うことにしました。若いのもあって、“自分に投資”という意味合いもありましたね」

 

コロナ禍でリモートワークが普及したことも手伝い、最近では“デュアルライフ”という言葉でも注目されている二拠点生活。しかし、黒谷さんが始めたのは約25年前のこと。かなり早い段階で二拠点生活を始めた黒谷さんだが、意外にも抵抗はなかったようだ。

 

「今でこそ雑誌で二拠点生活の特集が組まれたり、私自身も取材をお受けしたりする機会が多くなりましたが、始めた当時は“二つの拠点を持つ”という人はあまり見かけませんでしたね。別荘を持っている方はいらっしゃったんですけど、二拠点生活と“別荘を持つ”というのはまた違いますし。

 

ですから、私自身も『二拠点生活をするぞ!』って意気込む感じもなくて。“東京で暮らすときは東京の家で、そうでないときは房総半島で”というイメージでした。親は『なんで千葉に?』とびっくりはしてましたけど(笑)」

 

■「両方の生活がないと、自分で自分に飽きちゃう(笑)」

 

そうして始めた二拠点生活。生活スタイルだけでなく、内面にも大きな変化をもたらしたという。

 

「環境が変わると自分も変わる、それに私の心も変わるんだなって! 東京はグッと集中して仕事をするところで、いっぽう房総半島は乗馬やガーデニング、DIYを楽しむところ。東京と千葉では、全然“使っているところ”が違う生活なんですね。そのお陰で自分の心と体のバランスが上手にとれるんです。

 

都会も半島も、どちらにも良いところはあります。でも両方の生活がないと、自分で自分に飽きちゃう(笑)。拠点が二つあると、新しい人と知り合う機会も増えますし、それによって、知識が増えたりして刺激にもなりますね。

 

房総半島のお友達は、下は10代から上は60代くらいまで。しかも、男女バラバラなんです。いろんな方々からいろんな刺激を受けると、自分の固定観念が覆えされて、“新しい自分”を常に感じるんです。自分が錆びないっていうのかな」

 

また黒谷さんは「例えば東京で落ち込んだことがあっても、『千葉に行こう』って環境を変えることができます。心は部屋の中でうずくまっていたいのですが、無理やり環境を変える。すると出会う人も変わって、『なんて小さいことで悩んでいたんだろう』って感じることもありますね」と話す。

 

■半島は「まず、お料理が美味しい」

 

さらに二拠点生活には、俳優ならではのメリットもあるという。

 

「東京では仕事関係の人とばかり会いますが、房総半島では違います。俳優としてではなく、みんな1人の人間として私に接してくれるんですね。そのお陰で、自分を客観視することができるんです。それは有難いことだなって思います」

 

東京と房総半島での約25年にわたる二拠点生活を経て半島大使に就任した黒谷さん。大使として、半島での生活で感じたことも活かしたいと意気込む。

 

「古いものを大事にすることや、生き物のことも考えて暮らすことが尊重される時代になってきました。東京と離れた場所で生活することは、そういう考えの“一つの切り口”になるんじゃないかなと考えています。

 

私が大使として半島の魅力を伝えることで、誰かが二拠点生活を始めるきっかけになるかもしれませんよね。うまく皆さんに知っていただけるように、私の言葉や写真、映像を通じて、魅力をお伝えしていけたらいいなって思っています」

 

最後に半島大使としての展望を語ってくれた。

 

「半島って魅力がたくさんあると思うんですよね。まず、お料理が美味しいですし。半島大使になったことで、おいしいものがたくさん食べられたらいいな(笑)。それに、美味しかったら誰かに贈ってあげることもできますよね。私自身も勉強しながら、半島の魅力をたくさん知ることができたらいいなってワクワクしているんです」

 

黒谷友香さん「新しい自分を常に感じる」約25年前から房総半島で“二拠点生活”を続ける理由
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出典元:

WEB女性自身

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