■「白米のありがたさはいまだに感じます」
若さと元気の秘訣は、健康的な生活にもある。
「年は取りましたが、私もずいぶん“長持ち”していますよ」
と笑う伊東さん。
まずは毎日の日課である朝のウオーキング。
「これまで1日約8千歩、毎日歩くようにしていたのですが、さすがにつらくなってきました。今は1日5千歩程度にしています。夜明けとともに自宅を出発して、1時間弱歩きます。夏は4時半くらいから、冬は6時前からスタート。朝から活動すると、体も目覚めるし、頭もさえるし、ぶつぶつつぶやいて覚えたいことも覚えられるし、いいことずくめなんですよ」
食事は1日2食。朝昼兼用で1食と、夜もしっかり食べるという。
「大好きな納豆は毎朝食べますし、白米は毎食食べます。パンよりご飯派ですね。私は戦後の食糧難を経験しているだけに、白米のありがたさはいまだに感じますよね。食のこだわりなどは特になく、『体にいいから、この食材は絶対に食べる!』などとは決めたりしていません。家内が栄養バランスを考えて作ってくれるご飯を、好きなだけ食べるようにしています」
そして仕事や会食などイレギュラーなことがない限り、なるべく20時ごろにはベッドに入るように。
「途中で2回くらい目が覚めますが、6時間くらいはきちんと眠れていますよ」
「80歳の壁」を突破した伊東さんだが、今、悩んでいることが。
「そりゃあ年齢ですよ(笑)。でも仕方のないことですからね。仲のいい人たちがどんどん先に逝ってしまうので寂しくもありますが、私はもうちょっと頑張りたいです」
毎日脳トレを欠かさない伊東さんに倣って、みんなで「100歳の壁」を超えましょう♪