「売り込みは断りの連続」TKO木本語る50代の再出発 下積み時代より過酷な全国ライブ行脚へ
画像を見る TKOとして47都道府県すべてで単独コントライブを行うという

 

■47都道府県すべてでライブを…相方と話し合って決めた

 

そんな木本は、TKOとしてこの夏から“ある計画”を実行する。実は、47都道府県すべてで単独コントライブを行うのだ。「騒動によって、原点に戻ることにしました。TKOは改めて“お笑い”に火がついたんです」と力を込めて話す。

 

「僕らは以前、毎月新ネタライブをしていたんです。でも木下の騒動があって、それが急に止まっちゃって。3年近くネタができない日々が続いて、それはもう言葉にできない苦しみがあって……。木下とはずっと連絡を取っていて、『早くネタができるようになりたい。できるように頑張ろな』って言ってきました。

 

すると今度は僕の騒動があって、TKOは2人とも問題児になってしまった。木下と話し合ったときに『もう一回2人で頑張っていこうか』っていう気持ちになって。何よりもまず、コントライブをやろうと2人の間で一致して。そこで『東京でライブして“単独やりました”って言っても、話として小さいよな』『全国ツアーやる?』『何箇所いく?』というやりとりがあって。その時、2人ともほぼ同時に『47全部回ろうか』って(笑)。コンビとして同じ温度でしたね、そこは」

 

1年かけて、47都道府県を回ることにしたTKO。これまで単独ライブは東京と大阪の2箇所でしかしたことがなく、「東名阪でやることすらキツいと考えて、避けて通ってきました」という。しかし、下積み時代にも人気が安定した時期にも経験したことがなかったことを50代の初めにスタートさせるーー。木本は「クヨクヨしている場合じゃない。不安でいっぱいですが、毎日楽しいんです」と笑顔を見せた。

 

「今は、ライブ会場を探している最中です。劇場は全国にあるわけじゃないし、地方によっては市民ホールなどの可能性もありますね。でも、基本的には場所を選ばずにやっていきたい。それに同じネタをやり続けるんじゃなくて、ずっとネタ作りをしながらどんどん新作を披露する予定です。ネタ作りしながら全国を回るわけですから、どれくらいハードなんやろって想像つかないですね。

 

もう大変だと思うんですけど、大変なことからやっていかないと。今はそのネタ作りに追われていて必死なんです。でも頑張るしかないし、テンション的には前のめりなんです」

 

木本は「あと10年以内に、還暦になるんですよ」といい、こう続ける。

 

「今、デビューしたときのような“俺たちはどこに向かっているんや?”という気持ちですね。とにかく走り出してるけど、この先は何が待っているかがわからない。でも、それはネガティブな意味じゃなくて。ワクワクしている気持ちがあって、それだけが今の自分のエネルギー源です。

 

一生懸命、47都道府県で単独ライブを本気でやり遂げたら、何か一つ前に進めるんちゃうかと思うんですよね。そのときに、またやるべき目標が絶対見つかるはずやから。それを一生懸命やったら、またどこかにたどり着けるんやないかと。あれだけの騒動を起こした自分が、今後どうなっていくのか。一つの見世物として皆さんに見届けてほしいって、今はそういう気持ちなんです」

 

還暦に向けての再チャレンジ。木本の未来に、何が待っているだろうか?

出典元:

WEB女性自身

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