広末の謝罪文は「アイドルみたい」「出さないほうがマシ」W不倫大炎上の理由を謝罪の専門家が分析
画像を見る コミュニケーションの専門家である、東北大学特任教授・増沢隆太氏

 

■怒りの火消しには“エネルギーをアースさせること”が大事

 

謝罪文で《私自身の家族、3人のこどもたちには、膝をつき合わせ直接、「ごめんなさい」をしました。彼らは未熟な母親である私を、理解し認めてくれました》と綴っている広末。増沢氏は「全体的に文面がアイドルみたいですよね」とした上で、厳しく指摘する。

 

「謝罪の場面で、自分のアイドル性や可愛らしさを入れるのは避けるべきです。意識的に出そうとしたわけではないと思うのですが、あの文面には全面に出ていますよね。広末さんに反発を持っている人が広末さんの可愛い文章を読んで、どう思うでしょうか。『何ふざけたこといってんの?まだかわい子ぶってんの?』となり、どんどん反発を増やしてしまったのではと考えています。広末さんにとってあの謝罪文はマイナスで、むしろ出さないほうが良かったと思います」(以下、カッコ内は増沢氏の発言)

 

また増沢氏は「キャンドルさんが会見する前に、広末さんが会見すべきでした。そうすれば炎上を最小限に抑えることができたかもしれません」と語る。

 

「会見すると、怒りは一時的にもっと燃えますし、色々と言われます。でも、そこで燃え尽くしちゃうんです。私は“エネルギーをアースする”と呼んでいますが、火をくすぶらせないで、反発のエネルギーを一気に燃焼させたほうが早く済み、傷が浅く済むんです。

 

過去の例で言うと’16年の落語家の三遊亭円楽さん(享年72)の会見が好例です。時間無制限と宣言して、批判に対してもちゃんと受け答えをしていました。最終的にダメージを軽くするには、これだと思います」

 

また、キャンドル氏が先に会見をしてしまったことも広末と鳥羽氏への心証をさらに悪くしたという。

 

「今回は難しいのかもしれませんが、一番の良策は、事務所が旦那さんであるキャンドルさんを味方につけることでした。『本人も大変反省しています。仕事も頑張ります』と言って、旦那さんを味方にする。芸能人の不倫についてみんなワーワー騒ぎますが、本来他人がとやか言うことではありません。最大の被害者がOKと言うのなら、全部OKなわけですから。

 

カールスモーキー石井さんは’16年、不倫が報じられた際、奥さんと手を繋いでいる姿を報道陣に見せました。今回は関係性的に出来なかったと思いますが、石井さんと同じことをやっていたら風向きが変わったと思います」

 

■増沢氏が炎上の理由を解説「1人で突っ走っているから…」

 

広末は『週刊文春』に電話で連絡し、事務所に対する不信感を表明していた。このことについて増沢氏は「広末さんのやり方は、第三者からするとハラハラしますよね。良く言えばピュアですが、悪く言えば稚拙。全部自分の判断で、思った通りやってしまう」といい、苦言を呈する。

 

「こういった状況を芸能人が1人で乗り越えるのはまず無理だと思います。本来、そのためにマネージメントをする事務所があると思うのですが、どうやら全く機能していない。だから広末さんが行動するたびに混乱が起こり、事態が悪化している。そのたびに燃料を投下しているので、炎上がどんどん起こるのも仕方がないと思います」

 

炎上の理由について「うまくマネジメントが機能しないまま、広末さんは1人で突っ走っている。そして世論の怒りのエネルギーが燃焼しきれず火が燻るなか、余計な言動をするから、その都度炎上してしまう」と解説した増沢氏。続けて、事務所が炎上のリスクを放置していたことも騒動の一因だと言う。

 

「近年の広末さんは清純派路線で、それに加えて良妻賢母的な売り方をしていた。本来の広末さんとは異なっていたのに、それを事務所がずっと放置していた。炎上の最大の燃料は、イメージと実像の落差です。ベッキーさん(39)と一緒ですね。

 

言ってしまうと、広末さんはリスクという危険物だらけのところで活動していたわけです。斉藤由貴さん(56)のように『プライベートに問題点があって何が悪い』くらい開き直れば、むしろリスクはなくなります。わざわざリスクを冒してまで実像とは異なるイメージを作り上げたから、今の騒動があると思います。コントロールを本人ができなければ、事務所がすべきでした」

出典元:

WEB女性自身

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