孫との過ごし方を語ってくれた奥田瑛二 画像を見る

「娘の(安藤)桃子が、『らんまんのお父さん、みんながすごい素敵って言ってるよ』と教えてくれました。孫も見ていて、『今度、じいじと2人のときに感想を言うんだ』って(笑)」

 

そう話すのは、NHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土8時~)で、主人公の万太郎(神木隆之介)と、妻となった寿恵子(浜辺美波)の仲人を務めた、印刷所の主人・大畑義平を演じる奥田瑛二さん(73)。

 

やかんの口から水を直接飲む初登場シーンの“顔力”が話題を呼んだが、目の前の奥田さんからは柔和な笑みがこぼれている。

 

「万さん(神木)の結婚式で、仲人として高知を訪れた場面でね。祖母のタキ役の松坂慶子さんの存在感がすごかった。僕は江戸っ子の『てやんでい』調の芝居をイメージしていたけど、タキさんを目の前にした大畑は『ハハー』と頭を下げてしまいそうな芝居が自然に出ました」

 

劇中の舞台である高知とは、観光特使を務めるほど縁がある。娘で映画監督の桃子さんは現在、高知に移住している。きっかけは、奥田さんの一言だった。

 

「桃子が監督を務め、僕がプロデューサーを務めた映画『0.5ミリ』(’14年)のロケ地が高知でね。撮影後、桃子が『高知に移住しようと思うんだけど』『そうか僕もそう思う』と言うと、3秒後に『わかりました』と。高知の魅力は、海、山、川、豊かな自然に、昭和が残る町。人の心も温かく、情熱がある。お世話になった恩返しをしたい思いを、娘も感じてたんですね。移住して10年になります」

 

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