桑田靖子語る「明菜と2人きりの楽屋」と「83年アイドルの結束が固い」悲しすぎる理由《あの80年代アイドルの今》
画像を見る 今年、5年ぶりに新曲を発表した桑田

 

■「なぜ私たち83年アイドルは不作だった?」を検証しようと

 

当時の事務所を20歳で退社した。

 

「そうですね、やっぱりバラエティや司会のお仕事とかが多くなってたんですけど、どうしても歌がやりたくて、『辞めさせてください』と。若気の至りですね(笑)。事務所を辞めてからは、CMソングを歌ったり、ナレーションをやったり、バンド活動したり、NY近郊で1カ月間ボイストレーニングを受けたり、日本食店でアルバイトしたり、自分探しのようなことをしてました。バリで1カ月間サーフィンをやりに行ったり、福岡の実家へ戻ってた時期もありましたね。そのときは地元の放送局でリポーターの仕事させていただきながら、福岡を拠点に東京と行ったり来たりしていました」

 

30代で歌手活動を一時中断するも、再び歌い始めた。

 

「昔からの音楽仲間がたまたまセッションをするので誘ってくれたのが最初のきっかけでした。そこで知りあったピアノの女性が、今一緒に曲作りをしています。その後、20代の時にバンドでサポートしてくれていた、今の事務所の社長にバッタリ会って。2人との出会いが再活動する大きなきっかけになりました。

 

ネット時代となり、アイドル時代のファンの方が『次はいつ?』と書き込んでくださったのにも背中を押されました。“まだ何にもないです”みたいなところから、その2人との出会いで、なんかもう1回やってみようかなと思って動き出しました。それから、まさか10数年、また活動できるようになるなんて、その時は本当に思ってもいませんでした。昨年はデビュー40周年だったので、40周年記念ライブツアーをしました」

 

昨年9月末に行われた同期の松本明子(58)、森尾由美(58)ら7人が再集結した「お神セブン」のライブも大盛況だった。

 

「大沢逸美ちゃんが10数年前に“同期に会いたい”と言ってくれたことがきっかけで、偶然が重なってこの7人が集まりました。損得とか関係なく、同期のみんなの人柄や、周りの方々も力貸してくださって、実現できたイベントは本当に嬉しかったですし、楽しかったです。また、みんな集まると思います。

 

最初は『なぜ私たちは不作だったのか』っていうのを検証しようと思って集まったんですよ(笑)。でも、よく考えたら『売れなかったからこそ、今でも7人で集まってイベントやれる人間力が育ったんじゃない?』って(笑)。そう思うと売れなかった不作の83年組で、私たち良かったわ』と、笑って言ってます」

 

2010年から本格的に音楽活動を再開し、この10年で4枚のアルバムをリリース。

 

「以前の自分に伝えてあげたいですね。『今も歌ってるよ』って。『思ってる以上に幸せな歌道を歩んでるよ。心配しないでたくさんいろんな経験してきてね』って言いたいぐらいです」

 

今年5年ぶりに新曲『幸せのチカラ』と『桜雪』を発表。10月30日にバースデーライブを東京で、11月1日からツアーを大阪、福岡、直方、名古屋でおこなう。

出典元:

WEB女性自身

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