■糖尿病の境界線上を歩いていた
すでに「満腹中枢が壊れている」ため、ロケ終了後のスタッフとの食事会でも、普通に食事していたという。体は正直で、食べれば食べた分だけ体重が増えていく。さらに年齢を重ねれば代謝が落ちて、肥満化が加速。すでに約10年前には、健康番組で医師から「余命4年」と宣告されていたほど、不健康に。プロとして3カ月に1回、血液検査を受けていたが、脂肪肝を指摘され、心臓周辺にも脂肪が溜まる状態になっていた。
「なんとか糖尿病にならなかったのですが、医師からは『境界線上を歩いていて、ちょっとよろければ糖尿病のほうに転ぶ』と脅されていました。
それに骨はそのまんまで体重だけが倍増ですから、膝への負担もハンパない。軟骨がすり減って、変形性膝関節症という病気になりました。痛みで足を引きずるような歩行だから、テレビを見てくれてる人たちから『彦さん、足痛そうや』とか心配されるんですね。これじゃあ純粋においしさが伝わりにくくなるじゃないですか。それで2年前に、ダイエットを真剣に始めようと思ったんです」
それまでもテレビ番組の数々のダイエット企画に挑戦し、成功させてきた。
「でも企画終了とともに、カメラもトレーナーも栄養士もいなくなるから、必ずリバウンドしてしまうんですね。だから、自分のペースでリバウンドしないダイエットをしようということに。無理をしすぎると続かないから、1カ月で2kgずつダイエットするという長期戦で臨んだのが、イケオジ計画です。医療機関のサポートを受けながら、深部まで届く専用のEMS(筋電気刺激)機器や腹筋運動で代謝を上げて、脂肪細胞を凍らせて死滅させる脂肪冷却という施術でリバウンドしにくい体作りに。
食事面では、ボクの場合、カロリーが高い茶色グルメのロケが中心だから、家ではグリーン活動というスローガンを掲げて、野菜中心の食生活を心掛けています。あと、グルメリポートでは全部食べきっていましたが、カメラが止まったら箸を置いて、残りはスタッフに食べてもらうようにしました。スタッフの体重は増えましたけど(笑)」
残念ながら、体重2ケタという目標は達成できなかったが、それでも約30kgのダイエットに成功し、体が軽くなり、調子もいいという。
こうした自身の経験があるからこそ、食べ歩きロケの同志でもある、休養中のバナナマンの日村勇紀(54)や、サンドウィッチマンの伊達みきお(52)などの後輩たちへも、伝えたい思いがあるという。
「アドバイスなんておこがましいですが、我々タレントは、お店の人が喜んでくれるから頑張っちゃうんですよ。でも、どこかで自分自身の体調と相談しながら、足し算だけではなく、引き算をしながら、無理しすぎないようにしなくちゃいけないんですね。年齢的にも負担が重くなってくるので」
体調管理をしながら、これからも天職であるグルメリポーターを楽しみながら続けていくと言う。
「うちのマネージャーが『70過ぎても、竹下通りでクレープの取材できるようなおじいさんになってください』と、みんなが『彦ちゃん、スケジュール空いてますか』と言うてくれているのはありがたい。おいしく食べられるように、健康にも気をつけます」
人工関節の手術を見据えながら、新生・彦摩呂は今日も食べる!
画像ページ >【写真あり】シュッとしすぎ! アイドル時代、体重58㎏だった彦摩呂(他2枚)
