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主演最新作『ノア 約束の舟』(6月13日公開)のPRで来日したラッセル・クロウ

東南アジアに位置するイスラム教国のブルネイで、同性愛者への刑罰が「石打ちによる死刑」に厳罰化されたことを受け、各国のブルネイ系のホテルなどに対するボイコット運動が活発化している。

 

セレブリティを多く顧客に持つビバリーヒルズホテルも例外ではない。このホテルを有するドーチェスター・コレクションのオーナーはブルネイ国王のハサナル・ボルキアだ。系列のホテルでは軒並み客足が減っているが、この状況に俳優のラッセル・クロウがTwitterを通じ、5回に渡り苦言を呈した。

 

「#1 罵倒されたとしても、私はゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々へのサポートはやめない」

 

「#2 しかしながら、ドーチェスター・コレクションのホテルスタッフを政治的な観点から犠牲にすることは受け入れることができない」

 

「#3 彼らは家族のために懸命に働いており、様々な地位、職業の人が含まれている」

 

「#4 彼らを政治的に巻き込んで損害を与えることは許容できない。私は彼らを友人だと考える」

 

「#5 この法制定は非難すべきであり、まったくもってぞっとする。ブルネイ政府には貿易をストップしたり、ブルネイ産の石油を使わないことでプレッシャーを与えていこう」

 

欧米では、ホテルなどサービス業に従事している人の基本給は最低限の額に設定されていることが多く、顧客から受け取るチップが大切な収入源となっている。そのチップを払う宿泊客が減るということは、ホテル従業員の懐を直撃することに繋がるのだ。

 

ホテルに対するボイコットを表明しているセレブリティには、エレン・デジェネレス、ジェイ・レノ、シャロン・オズボーン、Virginグループ会長のリチャード・ブランソンなど、大物が名を連ねているが、彼らはどのような反応を見せるだろうか。

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