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『ヘイトフル・エイト』
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来たる18日、いよいよ『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が世界同時公開される。シリーズのファンは胸を躍らせ、指折り数えてこの日を待ち続けているだろう。しかし、この作品を製作・配給するディズニーを快く思わない人がいる。クエンティン・タランティーノだ。

タランティーノは16日、ハワード・スターンがパーソナリティを務めるラジオ番組に出演。ディズニーがロサンゼルス周辺で展開する映画館アークライト・シネマに圧力をかけ、タランティーノの新作『ヘイトフル・エイト』をシネラマ・ドームから締め出したと糾弾した。

「アークライト・シネマはディズニーに、クリスマスから『ヘイトフル・エイト』を上映すると伝えた。するとディズニーは他の作品も上映するなら『スター・ウォーズ』を引き上げるぞと脅したんだ。報復的で、卑劣で、恐喝そのものだ」

タランティーノは、批判の矛先はあくまでもディズニーであり、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督を務めたJ.J.エイブラムスや、作品そのものに向けられたものではないことを強調。

同作は70mmのアナログ形式で、全米100館で公開される。アークライト・シネマズのシネラマ・ドームは、この形での上映を可能にする機材を備えた、数少ない映画館なのだ。

スターンは、ディズニーのCEOボブ・イーガーに向けてこう語りかけた。

「聴いてくれボブ……。映画館のことなんか知ったこっちゃないんだけどさ。クエンティンは変人なんだ。おっとごめんよ、クエンティン。奴らは下らねえ70mmで映画をつくっちまった。気がかりなのはそれだけなんだよ。奴は自分のクソ映画をそこの映画館で上映したいんだよ。あんたは世界の頂点に君臨してる。『スター・ウォーズ』まで手に入れた。これ以上何が必要だって言うんだ? ボビー、慈悲深い人であってくれ。俺はクエンティンに、新しい映画を上映して欲しいんだ。このために死ぬほど頑張ってきたんだから。彼は機材が欲しいんだ。ムカつくだろうけど、俺に免じて上映させてやってくれないか? キリストのためのクリスマスだぜ」

アークライト・シネマはこの前日、『スター・ウォーズ?』の3D上映のために、シネラマ・ドームにクリスティ・デジタル・システムズのデュアルヘッド6Pレーザープロジェクターとドルビー3Dを導入し、リニューアルしたことを発表していた。

『ヘイトフル・エイト』は雪山のロッジを舞台に展開する密室ミステリー。出演はサミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンス、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン。2016年2月27日に日本公開。