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1月(左)の姿からは想像できないほど健康になったホープくん(右)
Anja Ringgren Loven / Facebook

 

今年1月、体中の骨が浮き上がるほどやせ細ったナイジェリア人の男児が、ペットボトルから水を飲ませてもらう様子を捉えた1枚の写真が世界中に衝撃を与えた。ナイジェリアで横行する”魔女狩り”で「黒魔術師」の烙印を押され、両親に虐待された挙げ句捨てられた2歳の男の子は、8カ月間に渡って残飯を食べながらたった一人で生き抜いてきたという。この幼児はNGO団体「アフリカ児童への教育・開発援助基金(African Children’s Aid Education and Development Foundation)」の創設者であるアンジャ・リングレン・ローベンさんによって保護された。

病院へ運ばれてからは、寄生虫を駆除する薬を毎日服用し、過度の赤血球不足を補うために連日輸血を受けたという。Hope(希望)という名前を与えられ、新しい人生を歩み始めて約2カ月。男児は目覚ましい回復を遂げていた。

ローベンさんがFacebookで公開した写真に写っているホープくんはすっかり肉付きが良くなり、抱っこしてもらったり、本を読んでもらったりと2歳児らしい生活を送っているようだ。同じ保護施設で暮らす35人の子供たちが代わる代わるホープくんの世話を焼き、彼の周囲には笑顔が絶えないという。

前述の痛々しい写真が公開された後、ローベンさんのNGO団体には世界中から約100万ドルの寄付金が寄せられた。このお金で近々、ホープくんは先天的な尿道下裂の手術を受ける。