image

ロイ・ハラデイがTwitterでA5の購入を報告したときの投稿

Twitter@RoyHalladay

 

引退したMLB投手のロイ・ハラデイが米国時間7日、自身が操縦する小型飛行機の事故で死去した。40歳だった。

 

事故を起こしたのは、Icon Aircraft社が開発し、“空飛ぶスポーツカー”の異名を取るIcon A5というモデル。二人乗りだが、事故当時はハラデイ一人が搭乗していた。米フロリダ州セントピーターズバーグの西16キロ地点で墜落し、機体はメキシコ湾で回収されたとパスコ郡の保安官事務所が発表している。

 

ハラデイは1998年に21歳でMLBデビューし、トロント・ブルージェイズとフィラデルフィア・フィリーズで活躍した。二度のサイ・ヤング賞を受賞、オールスターにも八回出場するなど、名投手として名を轟かせたが、2013年に背中のケガのため引退した。

 

引退後はゲストインストラクターとして古巣に貢献する一方で、幼い頃からの夢だった小型飛行機の免許を取得。今年10月に念願のA5を入手したときは、Twitterで「引退してから、A5を所有することを夢見ていた! 思い描いていたのより、ずっといい!」と写真と共に歓喜の声を挙げていた。購入後、Icon社のウェブサイトに掲載されたインタビューでは、このように語っている。

 

「僕は少年の頃から、空を飛んでみたいと思っていた。それには野球を引退してパイロットになるしかない。A5は最も安全であるだけでなく、今まで操縦した飛行機の中で最も簡単だ。最高の喜びを手に入れたよ。ビーチ、湖、水路……僕と家族がフロリダ周辺で見て回った景色はクラクラするくらい素敵なんだ。小型機をいやがっていた妻も今では、週末にA5でどこへ行く? って訊いてくるよ」

 

ハラデイには妻と二人の子どもがいる。最近はA5で飛び回るだけではなく、リトルリーグ「フロリダ・バーンズ」のコーチとして後進の指導に情熱を傾けていた。事故の前日には、Twitterで大会で優勝したバーンズの選手たちと撮影したセルフィーをシェアし、「フロリダ・バーンズの選手と保護者は最高だ!」とつぶやいていた。

関連カテゴリー: