今年5月のカンヌ映画祭にて(写真:AP/アフロ) 画像を見る

映画『ランボー』シリーズの完結作『ランボー5:ラスト・ブラッド(原題)』が9月に米国で公開される。11年ぶりの新作とあってプロモーションにも力が入っているようで、これまでにない趣向を凝らしたイベントが予定されているが、その料金に耳目が集まっている。

 

問題となっているのは、この夏イギリス3都市で計3回行われる「An Evening with Sylvester Stallone(シルヴェスター・スタローンと過ごす夕べ)」というファン参加型イベントで、スタローンのトーク、3品のディナー、20人構成のオーケストラによる演奏、サイン済みのメモラビリアのオークションなどがプログラムに含まれている。

 

チケット販売サイトによると、最も安価なシルバー・ディナーコースは上記の内容で125ポンド(約17,000円)+予約手数料。プラチナム・ディナーコースはシルバーの内容に会場で最高の場所に座る権利、到着時にVIPエリアでのウェルカムドリンクサービス、ディナー中の飲み放題が加わり325ポンド(約44,000円)+予約手数料。

 

スタローンのディナーショーでこの価格なら安い、と感じる人がほとんどだろう。しかし、これにはオプションが用意されているのだ。

 

100人限定の「プロフェッショナル・フォト」オプションは、スタローンとツーショット写真を撮ることができ、高品質フレームと限定版の入場パスがプレゼントされる。価格は495ポンド(約67,400円)と、コース料金そのものよりも高い。

 

わずか10人のみが買える最高額の「プレミアム・フォト」オプションは列の最初に並ぶことができ、撮ったツーショット写真はゴールドのペンでスタローンがサインした特別フレームに入れて渡される。また、このオプションを購入した人しか手にすることができない限定のゴールド入場パスが用意されている。価格は驚きの849ポンド(約11万5,500円)で、プラチナム・ディナーコースと組み合わせると1,174ポンド(約16万円)にもなるのだ。

 

この強気の価格設定に、往年の『ランボー』ファンもTwitterで不満を漏らす。

 

「スタローンを敬愛しているけど、1,000ドル払うならハンバーガーショップで1,000ドル分食べるよ。この人と写真を撮るためには出せないな」
「ちょっと貪欲すぎるのでは」
「もう過去の人なのにこれは高すぎ」

 

しかし、「プレミアム・フォト」オプションは既に売り切れ。ショーの座席もほぼ埋まりつつある。

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