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先日、英ケンブリッジ大学の女子大生アラナ・カトランドさんが、研究のため訪れていたマダガスカル島からの帰国時に小型機から身を投げ出して死亡したニュースをお伝えした。落下地点が肉食動物フォッサの生息地であったことから遺体の発見は絶望視されていたが、地元住民によって見つかったことが明かとなった。

 

カトランドさんが不慮の死を遂げたのは先月25日のことだった。それから2週間、地元警察署は連日大規模な捜索活動を展開。その結果、カトランドさんの遺体は人里離れた無人のサバンナで発見された。

 

「髪の毛や靴、服によって彼女だとわかりました。ビニールシートで包み、村へと運んだんです。明日、ヘリコプターで首都まで移送します。英国大使館にも連絡済みです」と警察署の責任者はSun紙にコメント。そして、英国政府が捜索活動に人員も資金も援助しなかったことを非難した。

 

カトランドさんは離陸してから約5分ほど経った頃、突如シートベルトを外し、ドアのロックを開けて外へと飛び出そうとした。同乗していた旅行者が必死に脚に組み付き、思い留まらせようとしたが、彼女は上空1,000メートルの空へ身を投げ出した。なぜこのような行動に至ったかは定かではないが、抗マラリア薬の副作用で妄想状態にあった可能性が指摘されている。首都に移送された遺体は解剖され、薬物検査が行われるという。

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