ここがだめなら、カナダはどうだろう、あるいはアメリカは……。メーガン妃がそう考え、王室離脱に至ったということは十分に考えられる、というのだ。

 

前出の多賀さんは「暴露合戦が始まった」と話す。

 

「この本だけでなく、続々とヘンリー王子とメーガン妃関連の本が出版されるようです。メーガン妃が王室に戻る可能性はなくなったとみて、暴露合戦が解禁されてしまったのです。故ダイアナ妃が離婚し、王室を離脱したときのように、しばらくはイギリス王室の暴露本ブームが続くでしょう」 これに対抗するようにヘンリー王子とメーガン妃が全面協力した伝記『Finding Freedom(自由を求めて)』が今夏に刊行すると発表された。予約段階ですでにベストセラーになっているという。

 

「王室離脱については、ドラマ化や映画化の話も出ています。イギリス国民は王室が傷つけられないかを心配しています」(多賀さん)

 

ロサンゼルス移住後は、5月6日に1歳の誕生日を迎えた長男のアーチー君への絵本の読み聞かせを撮影した動画を公開するなど、“自分で考えて行動するアメリカ女性像”を前面に打ち出して行動し始めているメーガン妃だが……。

 

「アーチー君がオムツ姿だったため、議論を呼んでいます。そもそも、王室離脱の大きな理由がメーガン妃やアーチー君のプライバシーを守りたいから、ということだったのに、これでは本末転倒です」(多賀さん)

 

いっぽう、キャサリン妃は、コロナ禍の現在も王室の一員としてボランティア活動やインターネットを使って医療従事者やその子供たちを励ますなどし、英国内での人気は不動のものとなっている。

 

宮殿内で始まった女同士の“バトル”――。イギリス国民の反応を見れば、軍配がどちらに上がっているかは明らかだ。

 

「女性自身」2020年6月2日号 掲載

【関連画像】

関連カテゴリー: