実は、この与正ママは意外にも“日本通”なのだという。

 

「母の高容姫が、在日コリアンだったこともあり、幼いころに親子で来日して、東京ディズニーランドを楽しんだそうです。アニメのイラストを描くのが趣味だったという報道もありますが、料理人だった藤本さんに聞いたところでは、日本のアニメが好きだったそうです」(辺真一さん)

 

与正氏は日本語も“かなり話せる”そうで、藤本健二氏の著書によれば、正恩・与正きょうだいが子供のころは、自宅にファミコンなど日本の玩具があふれており、家族で東京ディズニーランドのアトラクションについて盛り上がることもあったという。

 

ディズニーランド観光は与正氏にとっては忘れられない思い出だったようだ。’12年に北朝鮮の音楽ユニット・モランボン楽団が公演を行った際にはミッキーマウスに似た着ぐるみなども登場したが、与正氏の演出だったとされている。

 

では、いつか与正氏が北朝鮮のトップになった際には、日本との関係も改善される可能性があるのだろうか?李相哲さんはこう語る。

 

「日本に好印象を抱いている可能性はあります。しかし与正氏のいまの存在感は、あくまでも兄がいてこそのものです。北朝鮮の最高指導者になるには軍隊経験も必要ですが、女性の彼女にそれが積めるのかという疑問もあります。正恩氏が死去し、彼女がトップになったとしても、さまざまな問題が生じるでしょう」

 

将来“暴言女帝“が日本も罵る日がこないことを祈りたいが……。

 

「女性自身」2020年7月7日号 掲載

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