リオ五輪でのケリー・ウォルシュ・ジェニングス〔左〕(写真:AP/アフロ) 画像を見る

米国のビーチバレー選手で、過去オリンピックで3度も金メダルを獲得しているケリー・ウォルシュ・ジェニングス(42)が、批判の矢面に立たされている。

 

ジェニングスは2日前、Instagramに長文を投稿。

 

「決して誰かを傷つけたり、軽んじたりする意図はありません」と前置きしつつ、「2020年の狂騒の中、私は自分の考えとやり方を貫いています。私は光となり、一人一人の強さと回復力を鼓舞する存在になりたい(中略)……私は昨日、勇敢であることをちょっとした行動に移しました。今もまだ高ぶってるの。マスクしないで買い物に行ってきました~(笑顔の絵文字)」

 

勇気を証明する行動として、マスクなしでスーパーマーケットへ行ったことを誇らしげに報告したのだ。

 

これには、普段ポジティブなコメントがつくことが多いInstagramでも、批判的な声が殺到した。

 

《信じられないほど利己的で無知だ》
《そんなものは勇敢な行動とは呼ばない。自己中心的な行動って言うの。本当に人のことを思うならマスクしなさいよ》
《あなたには心底ガッカリした。私たちはマスクをすることで自由を失っているだなんて思っていないのに》
《看護師です。私たちは日々患者のケアのために危険に晒されています。人々ができること、それはソーシャルディスタンスを保ち、公共の場でマスクをすることです》

 

ジェニングスは翌日、謝罪のメッセージを掲載した。

 

「こんなにも動揺させてしまい、申し訳ありませんでした。私の意見に耳を傾けてくれた皆さん、率直で礼節のある対応に感謝します。同意してくれた皆さん、ご自分の意見を表明してくれてありがとう。私を間抜け、利己主義、特権階級、偏屈、人種差別主義者と呼んだ方々、そして『あなたはそれらよりはマシ』と言ってくれた方、このように感情的で二極化した話題をソーシャルメディアで扱うのは賢明ではなかったと気づかせてくれました」

 

ジェニングスは3日前、公共の場でのマスク着用が義務づけられたカリフォルニア州から引っ越すことを公表していた。

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