英王室のウィリアム王子夫妻が罰金を払うことになるかもしれない。
例年、ロイヤルファミリーがクリスマスを過ごすノーフォーク州のサンドリンガム・ハウス。週末、ウィリアム王子とキャサリン妃、そして3人の子どもたちが、叔父にあたるエドワード王子一家と散歩している様子がキャッチされた。総勢9人の一行は、ライトアップされた散歩道を楽しそうにお喋りしながら歩いていたが、これが物議を醸している。
現在、イギリス政府は新型コロナウイルスの警戒レベル(ティア)をティア4の「自宅待機」に設定しており、「6人ルール」と呼ばれる行動制限を国民に課している。生活を共にしていない人を交えた7人以上の集会を禁じるもので、子どもも大人と同様にカウントされる。屋外であれば最大6人のグループで集まることは可能だが、お互いに十分な距離をとることが前提だ。
しかし、今回Daily Mail紙によって撮られた写真には、9人のロイヤルファミリーが固まって歩く姿が収められていた。
「6人ルール」に違反すると最初は200ポンド(約2万7千円)の罰金が課され、回数を重ねるごとに倍額され、最高で6,400ポンド(88万7千円)の科料となる。
王室関係者は2家族が出会ったのは偶然であり、意図的に9人で行動したわけではないと強調している。