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英国で乳児7人の殺害、および10人の殺害未遂の罪に問われた看護師の裁判が10月11日に始まった。

 

ルーシー・レトビー被告(32)は、勤務先のカウンテス・オブ・チェスター病院の新生児病棟で2015年から2016年にかけて、入院していた複数の赤ちゃんに空気やインスリンを注入して死に至らしめた罪で起訴されている。

 

Sky Newsによると、事件を担当するニック・ジョンソン検事は、被害者“E”のケースを挙げ、陪審員にこう語りかけたという。

 

「2015年8月3日の夜、Eの母親が病棟を訪ねてきました。その時、息子のそばにいたルーシー・レトビーの前に割り込んだそうです。Eは明らかに苦しんでおり、口から血を流していた。レトビーは『私を信じて、私は看護師よ』と言い、母親を病室から追いだしたのです。我々は、被告が母親を騙し、はぐらかしたと考えています」

 

大量の出血が止まらず、Eは翌日未明に亡くなった。ジョンソン検事によれば、担当医が「赤ちゃんにこれほどの出血は見たことがない」と話していたという。さらにレトビー被告はその翌日に、Eの双子の弟であるFに対してインスリンを投与して殺害。

 

また被告は、Eが亡くなった後やクリスマスに、その家族をソーシャルメディアで何度も検索していたとジョンソン検事は明かした。

 

The Washington Postによると、新生児たちが毒殺されたとされる時間帯にレトビー被告は必ず勤務しており、被害者の容態が悪化した時にも必ず立ち会っていたとジョンソン検事は裁判で断言したという。一度で赤ちゃんの命を奪えなかったケースでは、3回も殺害を試みていたといい、明かされた被告の異常性に法廷内は静まりかえったと同紙は伝えている。

 

レトビー被告は22の罪状について、全て無罪を主張しているという。

出典元:

WEB女性自身

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