11月20日、アメリカの人気俳優ティモシー・シャラメ(27)が12月公開の主演映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のイベントのため、東京・六本木に登場した。
17年の映画『君の名前で僕を呼んで』や21年の『DUNE』などの出演で日本でも知られるシャラメ。今回が待望の初来日となったこともあって、イベントには1200人ものファンが集結した。
「イベントは、シャラメが登場するとファンがスマホで写真や動画を撮り始めました。シャラメが自らファンのスマホを手にして一緒に自撮りをする場面も。ファンをハグしたり、サインを書いたりする様子もあり、至近距離でシャラメを見ることのできるイベントとなりました。感極まって泣き出すファンもいたようです」(スポーツ紙記者)
ファンが撮影したイベントでのシャラメの様子は、SNS上ですぐさま拡散。《ティモシーシャラメかっこよすぎ。日本に来てくれて嬉しい》《ティモシー様イケメンすぎるし神対応すぎるのよ》などと歓迎の声が相次いだ。
終始笑顔でファン対応したことから、“神ファンサ”とも表現されたシャラメ。しかしそのいっぽうで、今回の来日に対して複雑な思いを抱く人も。
「シャラメは11日、アメリカのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演。そこで放送されたコントに、ティモシーは自殺願望を持つミュージシャン役として登場しました。
ミュージシャンはビルの窓から飛び降りようしますが、その場に通りかかった3人組が『音楽を聴かせて』『バンド名は?』などと呼びかけます。すると、ミュージシャンは『ヘイマス。H-A-M-A-S』と返答。それを聞いた3人組は『ハマス!?』と驚きの表情を浮かべるという内容です」(前出・スポーツ紙記者)
イスラム組織のハマスが、パレスチナ自治区ガザ地区への侵攻を開始してから約1ヵ月半。罪のない民間人が命を落とす事態となっているなか、このコントはそれを“笑いのネタ”にしたとして、波紋を呼ぶことに。
「もちろんこれはシャラメがコントの役柄として演じたものですが、虐殺などが起きている問題をコントとして扱う仕事を受けたことも事実。争いが激化するなか、揶揄するようなコントに出演したシャラメには批判が殺到することに。22日現在、シャラメからこの騒動についてのコメントはありません。シャラメのInstagramには《Shame on you(恥を知れ)》《so so disappointed(すごくがっかりした)》などと失望のコメントが連日寄せられています」(前出・スポーツ紙記者)
大炎上のなか、初来日して晴れやかな笑顔を見せたシャラメ。歓喜するファンもいるいっぽうで、冷ややかな目で見る人も少なくない。
《シャラメ、SNLのやつでめっちゃ批判されてなかったっけ?それはもうなんか納得のいくコメントしてるんだっけ、なんで何事もなかったみたいな顔して来日してるの?》
《ティモシーシャラメ、来日してみんなキャーキャー言ってるけど(TLすごい)ハマスの殺りくをギャグにするような俳優を私は好きじゃなくてよかったと思う。みんな見た目がタイプならどうでもいいのかな。》
《SNLの件を何も言及されずにいられる日本はきっとティモシーシャラメにとってとても都合いい国なんだろうな。自国に対しても無関心だけど他国に関しても無知すぎる日本、恥ずかしいよ。今こそ恥を知るべきだと思う。盲目とファンは違う。都合いい部分だけ見て応援するのがファンならもう話にならない》
問題視されている動画は『SNL』公式X(旧Twitter)で22日現在も削除されずに配信されている。